かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

HOUSE OF GUCCI

2022年12月31日 | Movie
今日は、大晦日。
これから、これから紅白見ながら、忘年会。
みなさま、よいお年を。



本映画の高評価は聞いていたし、見にいくチャンスもあったのだが、人気のレディガガを主役に据えた映画?、と思うところもあった。
先日のコンサートもあり、見ておかなければと思って、結局BR視聴になった。
一言、完璧な映画だった。

元の話は、グッチのどろどろした内紛劇なのだが、見事な脚本、見事な配役と演技、見事なファッション・セッティング、完璧。

ブランドにはあまり興味がないので、グッチのこの話は知らなかった。
正直、よくある話で(殺人までは行かないが)、ファミリー経営で続くケースは少ない。
グッチ家は、他のブランドと同様、会社を手放すことになるのだが、理性があれば、所有だけは続けられたかもしれない。

配役がすごくて、パオロ役のジャレッドは、特典映像を見るまで気づかなかった。
全て名演。
リアルな演技。
とくに、レディガガは、完全に役になりきっている。
本業は、ミュージシャン?
とてつもない才能の持ち主だ。
アルパチーノも、複雑な立場のおじの役割を、見事に演じきっている。

文句のつけようがない。

特典映像は、ダイジェスト版のよう。
ファッション面では、グッチの全面サポートを受けたこと、ガガの登場時の衣装が全て違うことが明かされる。
その面でも楽しめていたことがわかる。



おまけのポストカード。
この、個性あふれる5人。
得体の知れない占い師も加わって。
映画にも登場する、右腕だった番頭さんと、新たなデザイナーがグッチを復活させる。
暗くなりがちのストーリーの最後に灯りを照らす。
映画ファンは.絶対見るべし。
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原始神母 PINK FLOYD TRIPS TOUR 2022

2022年12月30日 | Music


昼伊豆から帰って来て、夜は、昨年と同じ原始神母。
年越しは、「第九」の代わりに「原子心母」が合言葉。



川崎のクラブチッタ が、ホームグラウンドだったが、コロナ以降、座席指定の六本木EXが増えた?



今回は、聞いたことないサウンドトラックアルバム雲の影の完コピ。
見事に1曲も聞いたことない。
やたら明るいロックから、メチャヘビーな曲から、メロディ重視の美しい曲から、ごった煮?
アルバムとして売っているのだろうか。
そしてすぐ後に、「狂気」を作った!
アニマルズからの、Pigも今回の目玉だった。



前半、原子心母、PIgで、後半、雲の影と、オールタイムベストという構成。
アンコールで、ブラス隊とコーラス隊とチェロが登場。
何と贅沢な話だが、30分以上やった。
迫力が、半端ない。

コーラスが、1名変わっていたが、8月に急性心不全で亡くなられたのだという。
妖艶なボーカルで、雰囲気も盛り上げてくれていたのだが。
もちろん声も透き通っていた。
木暮さんとは、20年一緒にやっていたそうで、動揺が隠せない。
代わりのボーカルの方も一緒懸命にやってくれていたが、声質が違うし、踊りを覚えるのもたいへん。
2月に追悼コンサートが予定されている。

6月には、日比谷野音も。
ピンクフロイドの様々なアルバムの50周年目指して、勢いが止まらない。

今年最後のコンサートに相応しく圧巻のコンサートだった。
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TAKURO YOSHIDA LIVE

2022年12月29日 | Music


今日も伊豆。
いい天気。
いつもの寿司屋。
ネタの種類が増えたような気がするが、値段も上がった。
このご時勢で、しょうがないか。



今日の目玉は、この活鮑。



吉田拓郎が、現役引退宣言をして、最後のアルバムを出して、そのBRを出した。
本当は、最後のツアーをしたかったところだが、体力的に不安があって、こういう形になったのだろう。
声は、出ているが、ますます痩せたように見える。
私の行った神田共立講堂が最後までのライブになってしまったのか。

とにかく、お世話になった?
洋楽もよく聴いたが、邦楽では、フォーク、特に、陽水と拓郎だった。
ローリング30ぐらいから、距離を置く感じにはなったが、2010年代になってから、コンサートには、かなり行けた。
そう言った意味では、最初から、最後までお世話になった印象だ。

さて、このBR、既に聴いているので、今更なのだが、バック陣が、取り囲む中、真ん中で、拓郎が歌うというスタジオならではのスタイルで、一体感が凄い。
武部さんと、鳥山さんのアレンジで、ワンパターンではあるが、拓郎節が、炸裂する。

最後といことで、しみじみとした歌詞が多いが.賑やかな演奏で、寂しさを感じさせない。
Contrastなど、まさに今の心境をそのまま歌にした感じ。
雪さよならは、懐かしく、涙が出る。
まだ、アレンジを変化しようとしている。
Togetherは、最近特にお付き合いの深い方々への、感謝ソングの趣だ。
ラストの、ah-面白かったは、記念撮影が終わった後、アンコールのような形で、歌われるが、まさに拓郎節の局で、ラスト局に相応しい。
そして、アンコール2の趣で、慕情が、アコースティックバージョンで。
美しい歌だ。

値段も、そこそこするので、拓郎のコアなファン向けだが、拓郎の最後の最高の演奏が楽しめる。
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REVOLVER SUPER DELUXE EDITION

2022年12月28日 | The Beatles


今日は、年末恒例の伊豆にいる。
いい天気だが、鎌倉殿関係縁の地も回ったし、溜まったCD、DVDをまとめて視聴。
昼は、いつもの蕎麦屋だけど、暖簾は、正月仕様?



まずは、結構前にゲットしていたREVOLVER SUPER DELUXE EDITION。
ABBEY ROAD の次は、PLEASE PLEASE MEに戻ることも考えられたが、ほぼ一発録りだったので、まずは、凝りまくりのREVOLVER になった。
もっともな選択だろう。
つぎは、RUBBER SOULで決まりか?



CD5枚組の豪華版。

1枚目は、ステレオバージョンの新リマスター。
前作と比べていないが、評判は、すこぶるいい。
聞いてみて、自然だし、王道を行っている。
それにしても、改めて凄いアルバムだと思う。
1曲1曲の特徴が際だっていて、音作りが、凝りまくりで、かつ、メロディが美しい曲も多い。
しばらく評価が上がらなかったのは、まだ、当時、人気ポップグループとしてのビートルズを期待していたファンが、いたことと、次のサージェントがコンセプトアルバムとして、あまりにも高い評価を得てしまったことによるギャップによるものだ。

今は、当時のビートルズは、キャーキャー騒がれるポップ・グループではすでになくなっていたことがわかっているし、個々の曲の出来は、REVOLVERの方が、よく、また革新的であったという評価に変わっている。

2枚目は、モノラルバージョン。
これも、聴き比べた訳ではないが、これこそほとんど変わっていないのではないか。
そう言えば、ステレオリミックスでは、映画のGET BACKから使われた音源入出力システムMALが使われていて、その技術は、各段に向上している。

3枚めは、同時期の制作で、事前にシングル発売された、PAPER BACK WRITER と、RAIN。
曲作りは、大きく変わっていたのだが、とくに前者などは、ライブで披露宴もしており、まだ、この大きな変革に、マーケットは、気づいていなかった。
ライブでは、なかなか難しかったけど。
ベースのかっこよさが、際だつ。

4枚目と5枚目が、期待のアウトテイク集。
アンソロジープロジェクト以来、期待が期待を産みという流れが続いているが、今回も期待を裏切らない。
最初のTommorow Never Knowsから、ヤバい?
56年前に、既にぶっ飛んでいる。
Got To Get You Into My Life のブラスなしが新鮮。
ワイルドなギターが、光る。
Love You Toのアコギバージョンは、ほとんどお経?
そこに、シタールの音が加えられ、エキゾチックに。
没になったポールとのハモりバージョンも面白い。
Rainの、元のスピード版は、何遊んでるんだ?という感じで、笑ってしまう。
ADT前のジョンのダブルトラックボーカルもいい。
And Your Bird Can Sing のクスクスバージョンは、何がそんなにおかしかったのか?
でも、演奏は、続くし、カッコいい。
次のバージョンには、オリジナルには入っていないコーラスも。
I'm Only Sleepingでは、逆回転ギターの挿入場所が異なったり、Elenor Rigby では、弦楽部分の演奏法について議論してきた様子がわかる。
Yellow Submarineでは、ジョンが最初に作り出していることがわかり、びっくりだ。
この手の曲は、ポールの得意分野のはずだったのだが。
消されてしまった効果音入りバージョンも。

今我々は、完成形を知ってから、その制作過程を聴いている訳だが、その時点では、4人は、どこに向かっているのか、模索していて、何度も何度もいろんな試みを繰り返していたのだ。

収録日を見ると、日本公演のあった1966年6月のものもあり、ステレオミックス日は、既にツアーに出ていたと思われるタイミングのものもある。
4人は、立ち合っていなかったろう。
それが、日本公演中の、4人に届いたということか。

パンフも、もちろん充実で、写真、解説など、申し分ない。
ジャケット制作物語をクラウス本人が漫画化している。
まさに宝の山?
ビートルズファンは、マストアイテム。
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The Best of Jefferson Airplane

2022年12月27日 | Music
寒い日が続いている。
今日で、ちょっと早めの仕事納め。



今度、Jeferson Starshipのステージを見ることになったので、予習で、その前身のJeferson Airplaneのベスト盤をゲット。

2010年に出ていたらしいが。
収められているのは、Jeferson Airplaneとして活動していた1966年~1972年の楽曲。
独特の世界を醸し出している。
ボーカルに女性が入っているからか、ギターが、アコギも含めて軽いからか。
ミキシングで、リズムセクションが抑え気味になっているような気がする。

西海岸、ウッドストックの匂いがぷんぷんするが、単純な、ドラッグ、サイケでもなく、いろんな要素が絡まっている。
アコギを強調している曲は、フォークロックっぽい。
大ヒットは、Somebody To Love ぐらいで、後は、聴いたことがあるかなというぐらいの曲がほとんど。
曲がバラエティに富んでいて、でも、どの曲も当時の空気を含んでいて、聴いていて楽しい。
軽快なテンポの曲が多いが、ライブバージョンを含め、演奏・コーラスは荒っぽい印象。
そこも売りなのだろう。

ウッドストック前後の混沌とした雰囲気を味わいたいリスナーにお勧めできる。
この時代を経て、ハードロックが主流になっていったのかな?
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