今日は、二連荘のゴルフ。
シャワーがあったりして、天気は、ちょっと不安定だったけど、暑いには、違いなく、息切れ。
やっぱり、ゴルフやるには、暑すぎか。
古代出雲歴史博物館を訪れたのは、2回目。
すばらしい博物館だ。
この長い道は、かつての出雲大社の階段の長さに合わせている。
出雲大社関係の展示のみならず、古代の人々の暮らしがわかるよう工夫されている。
そして、近隣で、偶然発掘された銅剣、銅矛、銅鐸の展示が圧倒的。
出雲に、大和朝廷を上回ったかもしれないスーパーパワーがあったことを示す証拠群だ。
出雲の歴史を知るには、絶対訪れたい博物館。
平野さんの本によれば、出雲の他の博物館にあったものも、一部この博物館に集約されたそうだ。
稲佐の浜は、出雲大社の近くにある。
前回は、行きそこねたが、今回はしっかりカバー。
古事記の国譲りの舞台になった浜で、弁天島が、トレードマーク。
渚100景にも選ばれており、夕日が美しいことでも有名だ。
落ち着いた佇まい。
この稲佐の浜で、天照大神の使者である建御雷神(たけみかづち)と、天鳥船神(アマノトリフネ)が、十握剣(とつかけん)を抜き、剣を逆さに突き立て、その剣の切っ先にあぐらをかき、お大国主神に国譲りを迫った。
その子の事代主神(コトシロヌシ)は差し上げるといい、もう一人の子である建御名方神(タケミナカタ)は、力比べを行い、破れ、諏訪に去った。
そして、国譲りが行われることが決まったのである。
先日の、NHKで、この神話が、縄文から、弥生への、転換を表した神話ではないかとの仮説を紹介していた。
諏訪は、稲作文化を受け入れるのが、日本で、一番遅い地域だという。
国引き神話で、一番始めに引っ張られたのも、この地域であり、神話の世界で、いつも中心にある。
今日は、梅雨雨後最初の休日だった。
ゴルフだったが、気持ちよく、プレイができて、スコアもそこそこ。
これだけ、夏らしいと、気持ちいい。
前回の星加ルミ子トークイベントで、新田和長さんのお話に、感動した話はした。
そのトークショーで、紹介されていたレコードコレクターズを早速ゲット。
1冊は、店頭で、1冊は、ネットで、バックナンバーを。
披露された話を中心に、新田さんならではの話が満載。
東芝音工に入る前は、商社に入ろうと思っていたのだが、音楽を輸出すればいいと言われ、無試験で就職したという。本当か?
写真も満載で、ジョージマーティンと共に北海道につくったスタジオの写真は、すごい。
まさに世界に誇れるスタジオと言えるのではないか。
この特集記事だけじゃもったいなから、新田さんの音楽人生を語った本を一冊書き下ろしてみたらいかがだろうか。
洋楽と、邦楽の発展を、技術面から支えた立役者だ。
久しぶりに、レココレを買ったが、内容は、ますます充実しているように感じた。
昔の作品をリマスターしたり、装丁を変えたりして、再発するケースが増えていることもあるだろう。
アナログブームのおかげもあるかもしれない。
そして、ちょうどビートルズ来日50周年本の発刊が相次いだ時期で、それらの書評も多い。
そして、見に行ったブライアンウィルソンのいたビーチボーイズの特集。ディランのコンサート評も楽しめた。
レコードコレクター紳士録もすごすぎ。
とても、足元にも及ばない。
何部発行されているのかしれないが、記事を書かれている人、編集されている人に、脱帽である。
本書は、ちょうど、2回目の出雲から帰ったタイミングで出た。
早速読んだが、飛鳥や、平安京で、この手の本はあったが、出雲では初めてではないか。
著者は、出雲の出で、前回行った八雲立つ風土記の丘勤務を経て、今回も訪れた荒神谷博物館勤務をされている方。
まさに、ライト・パーソン、ライト・テーマ、ライト・タイミング。
正直、観光名所案内と思うと、もっとディープかつニッチである。
出雲大社など、ほとんどスキップ。
ただ、2回この辺を同じテーマでうろちょろした私にとっては、ちょうどいい内容。
確かに、地の人もディープなところまではなかなか行けないが、メージャーな神社や遺跡などは、本書を読んで行くと、味わい倍増間違いなし。
そういった意味では、ちょっと出版のタイミングが残念だが、内容はすばらしかった。
今回は、お寺には行かなかったので、ちょっとわからないのだが、平安時代に、密教のお寺が集中したところだそうだ。
岩倉の話も多いが、なかなか行くのはたいへん。
最初に取り上げられるのが、国引き神話。
西側から4回に分けて、国引きが行われ、今の出雲ができた。
三瓶山と、大山が、その基点だ。
意宇川の意宇は、国引きが終わった時の、おたけびだ。
神社の由来、お寺の由来、立石の由来等、忘れられてしまった話も含め、バランスよく説明してくれている。
大社造りと行っても、無意味に本殿内の構造が違うことを知った。
出雲大社と、神魂神社の、本殿の中の配置が異なっていたとは!
この謎はまだ解けていないそうだ。
何らかの理由があったはずなのだが。
藁蛇っていうもの初めて。
そういえば、今回の旅でも出会っていた。
不思議だらけ。
荒神谷遺跡、加茂岩倉遺跡の発掘の話は、リアル。
この世紀の発見を記録に残し、今も寄り添いながら、研究を続けておられる。
本書を詠んでから、また訪れたいところは、なんと行っても、風土記の丘近辺。
2回行っているのだが、点と線の世界で、面で、制覇したいエリアだ。
たぶん、1日あれば、回れるだろう。
古代出雲の中心地だ。
出雲を訪れる人は、マスト。
出雲の奥深さが垣間見れる。
出雲には、6年前訪れているが、今回再訪した最大の理由は、出雲大社の本殿を拝むこと。
前回は、ちょうど平成の大遷宮で、シートに覆われていた。
3.11よりも前で、当然この松もなかった。
大船渡の奇跡の一本松の子供。
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の神社。
因幡の白うさぎで有名だが、古事記の物語でも、最重要な神様だ。
こちらは、前回も拝んだ拝殿。
この巨大なしめ縄は、トレードマーク。
4回柏手を打つのが、お決まり。
理由は、よくわからないが、他の神様の時の倍。
ここで、巨大な柱の根元が見つかった。
かつて、48mの高さを有していたという伝説が、現実味を帯びている。
こちらが、今回拝むことができた本殿。
横からも拝むことができるようになっている。
この遥拝所は、新しくできたらしい。
世界一立派な大社造り。
すばらしい!
本殿を真後ろから。
うさぎたちも、仰ぎ見ている。
幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)のモニュメント。
出雲大社の雰囲気に合わせたスタバ。
確か、隣の鳥取県にもスタバ一号店がオープンしたはず。
本書は、やはりリバプール在住のジャーナリストのポールさんの、ポールマッカートニーへのインタビュー集。
分厚い書なので、どうかなと思ったが、読みやすく訳されており、すんなり読めた。
最初のインタビューが、1979年というから、そう昔ではないのだが、回数が半端なく、回を重ねる毎に、真髄に迫っていく感じがする。
ビートルズ時代の話は、インタビュー時点では、かなり昔の話になってしまうのだが、インタビュー時点での記憶という意味で、今や貴重なものになっている。
インタビューの合間を著者がつないでいるが、ちょうどいい塩梅になっていて、ディープなファンにも、初心者にもわかるように、工夫されている。
ちょっと繰り返しと感じる部分もあるが、それが、逆に、ポールとの距離感を縮めてくれる。
星加さんのイベントにもずいぶん参加したが、彼女の記憶とも一致するポール像が本書にある。
ビートルズファンには、一読をお勧めしたい本。
ポールが、ますます身近に感じられること請け合い。