高野山で、最も重要かつ神聖な場所は、弘法大師御廟だ。奥の院の一番奥にある。
燈篭堂(拝殿)から拝むことになる。無数の燈篭が、雰囲気を盛り上げる。密教というぐらいで、神秘的。弘法大師様は、ここで、835年に入定(にゅうじょう)し、永遠に生き続け、人々を救済し続けられている。
お祈りの場所は、このお堂の地下にあり(意外と知らない人が多いらしい)、大きな数珠と、三鈷杵(さんこしょ)に手を沿えて、ひたすらお祈りをする。
この世のものか定かではない、幽明の世界だ。
半年ぐらい前だったろうか。シカゴの17年ぜみの話をしたが、今年も17年振りに無事生まれているようだ。日本から、見に行かれた方はいたのだろうか。私が、17年前に見た大群の子供達だと思うと、感慨深い。他のH/Pで調べたら、17年ぜみの発生時期は、地域によって異なっているそうで、今年は、イリノイ州北部のみらしい。これを追っかけているブログがあるのにも驚いた。
竹内まりやさんの久し振りのアルバムが出た。彼女のCDは、少なからず持っており、好きなので、買おうかなと思ってインターネットを調べたら、初回特別版があるという。ではそれを買おうかなと思ったら、売り切れだという。ところが、AMAZONのセコハンで、倍の価格で多量に売られていた。ダフ屋と全く同じ構図。特別版を、自分自身のために争って買うのはいいが、転売目的で買うのは、(違法ではないと思うが)邪道だ。ということで、すっかり買う気が萎えてしまった(竹内まりやさんの問題ではなく、せこい金儲けをしようとする人達と、金儲けの場と提供している業者の問題)。(別に損したわけではないけど、)もういいやという気持ちになってしまった。HMVのコメントを見ても賛否両論のようだし。
高野山は、山全体が見所で、歩いて全部見ようとしたら、切りがない。その中で、数時間で見ようと思うと、昨日ご紹介した金剛峯寺と、そこからちょっと離れた奥の院ということになろう。
奥の院は、空海が入滅されたところだが、その手前には、とんでもない墓地が広がる。
とんでもないというのは、青山墓地、谷中墓地、鎌倉霊園など有名な墓地は、たくさんあるが、大河ドラマの主人公の皆さんがゴロゴロしている、そして敵味方が入り混じって葬られている墓地は、ここだけだろう。写真は、四十七士で御馴染みの浅野家のものだが、まだまだ序の口。なかなか丁寧に紹介したものはない(と思う)ので、実際行ってみないとそのすごさは、わからない。この墓地を回るだけで、戦国時代を中心としたサムライの世界へ、タイムスリップできること間違いなし。
ちなみに、この巨大かつ大量な墓石群は、高野山産ではなく、船と人力で運んだものだそうだ。中は、空洞になっており、地上での輸送は、そこに棒を通してかついで運んだという。積み上げる時は、回りに土を積んで、石を上に運んだという。とんでもないエネルギー。脱帽。
現代の有名企業の墓碑も立ち並ぶが、これも見所。日本の墓地のメッカと言える。