旧天城トンネルから下りる途中に見た山。紅葉が、綺麗。常緑樹も多いけど。
中伊豆めぐりの最終地点は、河津(かわづ)。1年半前には、海側から、桜の季節に訪れた。山側からはいると、好むと好まないにかかわらず河津七滝ループ橋に突入し、山から里へ、急降下することになる。この落差により、河津七滝ができた。
レインボーブリッジや、ベイブリッジから下りるところも緩やかなループになっているが、ここのは、ご覧のとおり、本当のループ。一見遊園地の滑り台みたいだ。何でも直径80m、全長1kmという。制限時速は、30km/h。走っている時は、あまり景色を楽しむ余裕はない。
そして、河津七滝(ななだる)を散策。もう遅かったので、4つしか見なかったが、滝を見るというよりも、季節のいい時に散策するというのが、正しい楽しみ方のようだ。踊り子関連のモニュメントも多くある。この看板によると、既に6つの映画をが作られたようだ。最初のは、なんと昭和8年! 直近は、私と同い年の百恵さん主演のものだ。それでも昭和49年! あれからも随分たったので、もうそろそろリメイクか。主演は、誰だろう? ちょっと、テーマが古すぎるかな?そういえば、川端さんがあの小説を書いたころは、まだあの旧天城トンネルも、新しかったはずだ。
これは、4つ目に見た初景の滝。規模は、小さいが、それぞれの滝に味わいがある。なかなかいいでしょっ!この滝の前にも、伊豆の踊り子のモニュメントがあり、記念写真のスポットになっている。
ということで、紅葉のベストシーズンに、伊豆を満喫できた。また来ようっと!
道の駅があったので、寄ってみた。わさびソフトが名物らしい...ということで、食べてみた。ソフトクリームに、その場で擦ったわさびをのせるだけ。わさびを、適度にソフトクリームに和えながら、食べる。なかなか加減が難しいが、ちょうどよく混ぜられると、おいしい。混ぜすぎると、涙が出る。混ぜ方が足りないと、ただのソフトクリーム。
同じ、道の駅内で、”元祖”と”本物”が戦っているようだ。私は、”本物”の方を食べた。
そこからさらに南に下り、わき道に入ると、旧天城トンネルがある。まさに伊豆の踊り子の本場である。トンネル自体は、長さ446m、幅・高さは、ともに3.5mしかない。乗用車一台がようやく通れるぐらいのサイズ。
しかし、1905年当時、たいへんな難工事の末やっと完成したもので、その結果南伊豆にやっと陸から行けるようになった。今や、重文にも指定されている。
ちょうど、提灯を翳しながら、トンネルを歩くというイベントをやっていた。
トンネル近辺は、ご覧の通りの、とんでもない山の中である。
明徳院は、ユニークなお寺。あえて詳しくは、触れないが、団体客なども大勢来る。
何でも東司(トイレ)の神様である烏枢沙摩明王を祀った古刹で、下の世話になりたくない人が、次々と訪れる。しかし、ウスサマ明王とは初めて聞く名前だ。
お祓い済みの下着がたくさん入手できる。とにかくユニーク。ツアー客は、嬌声を上げている??
伊豆の佐太郎という店があり、猪鍋をいただく。ボリューム、味とも申し分なし。臭くもなく、味は、牛と豚の中間?
淨蓮の滝は、天城でも、人気NO1。癒しの極致。
わさび畑や、鱒釣りエリアもあり、誰もが納得。でも、結構谷を下りるので、ご覚悟を。
スコータイで、悲しい事件が起きた。
亜細亜探訪中の私にとって、ミャンマーの事件の記憶もまだ新しい中での今回の事件で、とっても残念だ。
世界遺産にも指定され、歴史公園として整備も進んでおり、治安の問題を感じる場所ではなかったが、やはり、日本や、シンガポールの感覚で、行動はできない。
貧しい人々の貧しさのレベルが違う。
スコータイは、東南亜細亜をクメール王国が支配していた時代の後、タイ最初の王朝として栄えた都で、アユタヤに比較して、遺跡も残っているので(アユタヤは、ビルマ軍にほとんど破壊されている)、お勧めの場所。でも、今回の事件を見ると、ガイド付きか、少なくとも複数人数で、行動した方がいいのかも。
スコータイについては、my homepage のタイのコーナーにあるので、興味のある方はどうぞ。
修”善”寺と書けば、修善寺の街をいう。温泉あり、お寺あり、歴史ありというなかなか風情のあるところ。散歩道もよく整備されている。道は細いので、車で来る時は、街の手前で下りて訪れた方がよい。
修禅寺の次に行ったのは、独鈷(とっこ)の湯。独鈷は、密教の神具の一つだが、空海さんが親孝行の少年のため、独鈷で岩を彫ったらお湯が出たのが、修善寺温泉の始まりとされている。その後、蘭渓道隆和尚が、鎌倉時代に修禅寺を再興。源頼朝の息子である頼家が幽閉され、暗殺されたことで、皮肉にも歴史に名を残すこととなった。しかし、これを仕組んだ北条政子という人は、どんな人だったのだろう。それとも、北条家の陰謀に翻弄されただけなのか。
独鈷の湯は、台風で壊れたらしいが、今は、再整備され、誰でもつかれる足湯になっている。写真の奥が川の中にある独鈷の湯。右に見えるのが、その手前にある独鈷のモニュメント。
川沿いの風景は、紅葉が美しかった。
橋を渡ったところには、美しい竹林がある。竹林の小径と呼ばれ、小京都の風情をただよわせている。ここも、人気のスポット。
そこからちょっと奥に入ると、指月殿がある。北条政子が頼家を弔うために建てたお寺と言われている。北条政子とは何者なのだろう? 自分が仕組んだのでは?
指月殿からさらに入ると、源頼家のお墓があり、さらに先には、十三士の墓がある。頼家の有力な13人の部下達のお墓。頼家が暗殺されたあと、謀反を企てたという。ここの紅葉も美しい。