かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

京阪満願の旅 その9 ニサンザイ古墳

2011年05月31日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


半日コースでは、ここで終わりなのだが、1日健脚コースでさらに進む。
これは、いたすけ古墳。
全長146m。後円部径90m、高さ11.1m。前方部幅99m、高さ11.1m。
破壊されそうになったが、保存運動によって、守られたという。後円部から、冑の埴輪が出土した。
これだけの古墳を、壊そうという話があったのは信じられないが、近代化に向け一直線の時代だったのだろう。



何故か、こわれた橋が放置されていて、亀が甲羅干し。



ちょっと東に行くと、御廟山古墳がある。
応神天皇陵の第二候補(第一候補は、誉他山古墳)。
江戸時代は、百舌鳥八幡宮の奥の院とされたという。



ここでも、亀が甲羅干し。



御廟山古墳からちょっと行くと、百舌鳥八幡宮があった。いかにも、由緒ありそうではないか。



社殿は、江戸時代の再建だが、説明書きによれば、神宮皇后が外征の帰途、この地において、幾万代まで天下太平を祈願されたことにより、当地を万代(もず)と称し、ここに斎き祀られたという。



次に訪れたのが、ニサンザイ古墳。日本で、8番目に大きい古墳だ。この地区には、日本の古墳ベスト10の内、3つの古墳が集中しているのだ。
埴輪が、車の侵入を、防いでいた。



前方部から、後円部を臨んだところ。一応、全体像のイメージはわかる。
全長290m。後円部径156m、高さ24.6m。前方部幅224m、高さ25.9m。5世紀後半の築造と考えられている。



そこから、御堂筋線の終着である中百舌鳥駅に向かう。
途中、城の山古墳があった。
それにしても、すごい古墳群。
古墳を見たかったら、山の辺の道と、百舌鳥古墳群ではないか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京阪満願の旅 その8 大仙公園・履中天皇陵古墳

2011年05月30日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )
日常が、また今日から始まった。
それにしても、インドの12日間の旅はすごかった。期間でいえば、もっと長い旅も経験しているが、インドという過酷な環境での12日間は、なかなか得難い体験だった。
日本食は、てんぷら+おかゆらしきもの、12日間で、一食のみ。ブッダガヤから、アグラまでは、日本人に全く会わず。

ガイドさんも、最長と言っていたから、まんざら間違ってもいないだろう。
そちらの方の報告は、別途か、homepage でさせていただくこととして、今日は、京阪満願の旅の続き。



仁徳天皇陵の近くに、御歌の碑があった。
高き屋に のぼりて見れば 煙たつ 民のかまどは にぎはひにけり
本当に1500年も前も歌なのか?



大仙公園は、仁徳天皇陵の南西にある。大仙は、仁徳の別名である。
とても大きな公園で、図書館や、博物館や、日本庭園があるが、今回の目的ではないので、割愛。



七観音古墳。
このような小さな古墳もたくさんある。
これから訪れる、履中天皇陵の陪塚と考えられている。



その南西にあるのが履中天皇陵古墳。濠の周りの道は、しっかり整備されている。



古墳が見えてきた。これも巨大だ。
ミサンザイ古墳とも呼ばれている。仁徳天皇の第一皇子。



履中天皇陵の正面。
全長365m。後円部径205m、高さ27.6m。前方部幅235m、高さ25.3m。
日本で3番目に大きい。ちなみに、2番目は、大阪羽曳野にある応神天皇陵だ。



このあたりが一番よく見える。手前が前方部で、奥の方が、後円部になる。



前方部の角にあたる部分。これだけの濠を彫って、盛土をするのに、どれだけの人出がかかったか。
ピラミッドは凄いけど、日本の古墳だって、負けていない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デリー空港

2011年05月29日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan


無事帰国した、関空経由なのはわかっていたが、香港経由でもあった。
デリーから乗った客は、ほとんどが香港まで。香港から、関空まではがらがらだった。
インドでも、日本人の観光客が減っているようで、ずいぶんいろいろ聞かれた。

エアーインディアの資金繰り騒ぎはなんだったんだろう。
見た限り、国際線のキャンセルは1件もない。
国内線のキャンセルも数本だけだったように思う。
インドのニュースはかなり極端で、討論番組なんかを見ても、みんなばらばらに、いいたいことを言っているだけ。
なかなか真実が見えない。
政治のスキャンダルのニュースも、やたらに多い。こちらも、真実は不明。

それにしても、デリーの変わりようはすごい。
空港、道路、メトロ、どんどん変わっている。工業地域もずいぶん広がり、アグラ・デリー間の道路もずいぶんよくなった。インドが、これほど急に変われるとは。
一方、今回見た農業地帯は、2000年前と、そう大きくは変わらない。
民主国家だから、貧富の差がこれ以上広がるとも思わないが、それにしても違い過ぎる。
今後、どうなっていくのだろう。

まずは、無事帰国でき、めでたし、めでたし。今回が、本当の最終回。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タージマハル

2011年05月28日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan
今日は、いよいよ最終日。
約10年ぶりに、タージマハルに行った。
前回は、クリントン元大統領と、確かマダガスカルの大統領が、次々に訪れ、セキュリティーのため立て続けにクローズりになり、結局20分ぐらいしか見れなかった。
その時は、再度、訪れる機会があるとは思わなかったが。

そのすばらしさは、万人が認めるところ。
巨大な宝石箱のようだ。
ただ、その影での、被支配者の労苦を思うと、複雑な気持ちにもなる。
タージマハルを、亡き妃のために建てた建築王シャー・ジャハーンは、その浪費のため息子のアウラングゼーブにアグラ城に幽閉され、亡き妻の廟でもあるタージマハルを眺めながら、その生涯を終えた。

デリーに向かう途中、クリシュナの故郷であるマトゥラーの博物館に行った。
マトゥラーは、ガンダーラとほぼ同時に仏像が作られ初めたところだ。
それだけに、素晴らしい仏像が並んでいた。マトゥラー仏については、流石地元。
デリーより、こちらの方が断然いい。
デリーとアグラの間にあるので、タージマハル観光のついでに寄ることができる。
それにしても、ブッダが入滅してから、5百年も経ってから、全く違うタイプの仏像が、遠く離れたところで作られ初めたのも、ミステリーである。

昨日の午後、突如エアーインディアの、資金繰り危機のニュースが流れた。
燃料代や、空港使用料を滞納しているのだという。
よりによってこのタイミングでという気持ちだが、支払い期限は5月末ということなので、無事予定通り帰国できることを、仏様に祈るしかない。

今日の歩数は、2447歩。ただし、タージマハル内は、万歩計持ちこみ禁止だったので、除く。

デリーからベナレスまで、電車で800 km。ベナレスからデリーまで、車で、2700 km.
It's hard to believe !!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダルマヤートラ・サンカーシャ

2011年05月27日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan
今日は、カンプールから、アグラに向かう300 km弱の行程。
途中、サンカーシャに行った。

サンカーシャは、ブッダが、生後7日で、天に上ったマヤ母堂に、天上で3ヶ月説法して、降りたった場所と伝えられる。
ちなみに、天に上った所は、昨日、祇園精舎に行くちょっと手前にあったドジャールと伝えられる。
かなり伝説的で、実際に、ブッダがここで説法したかは定かではないが、ガイドさんの話では、最も難しい説法をしたところとのことである。
地元の長老の話でも、100%訪れたと言う。
アショカ石柱の、象の姿をした頭部が残され、法顕や、三蔵法師が訪れた時は、千人もの比丘・比丘尼達が、大乗小乗仏教を学んでいたという。
今は、そのアショカ石柱と、スリランカが作った小さな祠堂と、崩壊しかけた仏塔跡のみが残り、寂しい感じである。
仏塔跡の上は、ヒンドゥー教寺院になっており、発掘できないそうだ。ヒンドゥー教徒と、仏教徒が争わないよう警官が常駐していた。
それにしても、とんでもない田舎にあり、驚いた。
流石のブッダでも、ここまでは来れなかったのではないかというのが、訪れてみた直後の正直な感想である。

八大仏跡巡礼地となっており、これで八大仏跡は、踏破(乗破)できた。
お疲れ様?

アグラに、ちょっと早く着いたので、アグラ城にも行った。
インド一暑いアグラだが、夕方で、ちょっと救われた。
アグラ城は、2回目なので、割愛するが、前回霧で見えなかったタージマハルが、くっきり見えたのは、感動ものだった。

今日は、5586歩
明日は、いよいよ最終日。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする