またまた珍本ゲット。
本書は、フォトジャーナリストであるヘンリー・グロスマン氏の写真集。
1967年2月28日に行われた、Lucy In The Sky With Diamondsの製作風景を、撮影した250枚以上の写真群だ。
数枚は、公表されているが、ほとんどは、初出。
といっても、本書が出たのは、結構前だが。
氏は、1964年から、ビートルズのフォトジャーナリストだったが、本セッションは、スペシャルだったという。
4人の曲作りの方法に、感動したと述べている。
曲の制作に4人が協力し合っている様子が、よくわかる。
お互いの意見を聞きながら、曲をブラシュアップしていく。
まさに嫌気が差していたコンサート活動に、終止符を打ち、休暇もとり、やる気まんまんの4人。
日本の武道館公演から、半年。実質的な解散の2年半前の4人。
スタジオには、ポールの父のジムや、友人が訪れていたこともわかる。
コーさんは、このちょっと後に、Fool On The Hillの制作風景を、同様に撮影する機会に恵まれた。
1967部発行中、1416番。
サイン入り(印刷?)の4人の写真と、オリジナルネガシートがつく。
いやいや到れり尽くせり。
今日は、フォーラムの2日目。
午前は、あのジョン・スカリー氏が登壇したが、都合で、欠席。
午後に行ったら、サイン本が売っていたので、ゲット。
さて、中身は?
今日は4本講演を聴講したが、どれもすばらしく、申し訳ないほどだ。
1本目は、公認会計士の脇氏の話。
何故、企業の不正会計は、繰り返されるのかというテーマだったが、極めて明快だった。
世界中で、不正会計は、繰り返されているが、日本と欧米の不正会計が起こる理由は、まったく異なる。
しかしその対策は、欧米からの輸入に頼っている。
だから、日本では機能しにくい。
その違いを理解した上で、是々非々で、日本での対策を議論していく必要があろうという結論だった。
まさにそう思う。
原因や、その対策は、見えている。どう具体的に導入していくかだ。
2本目は、伊藤元重教授の話。
伊藤教授の話は、シンガポール時代聞いたことがあったが、その時は、FTAがテーマだった。
今のTPPの原型だ。
流暢な英語で、パネルディスカッションにも出られていたのを思い出す。
今日のテーマは、日本経済への提言。
今の日本をどう再生させていくかについては、議論百出で、定説はもちろんない。
伊藤氏の話は、相対的に言えば、ポジティブなものだった。
今の経済低迷は、人口減、リーマンショックの後遺症、技術革新の停滞の3つにまとめられる。
そして、その対策として、海外への投資、技術革新があるが、後者については、これからまさにITの力が活用できるはず。ディープラーニング、AIの世界だ。
サブスクリプションビジネス(物を売るのではなく、物を使った施設を作り、サービスを売る)もヒントになろう。
環境問題、高齢化の問題を乗り越えていくには、技術革新を推し進めていくしかないというのが結論だった。
そういった意味では、現政権の政策をサポートする理論と言えるだろう。
3本目は、IFRSの話。
パナソニックで、実際IFRSを導入された方の話だったから、具体的かつ、現場に密接した話で、勉強になった。
まだ試行錯誤の部分もあり、今後の展開もありそうだ。
4本目は、目玉のINSEAD教授のW・チャン・キム氏の講演。
ブルーオーシャン戦略についての話だった。
ずいぶん前から提唱されているそうだが、私は、初めてだったので、とても新鮮だった。
ブルーオーシャンに対する言葉は、レッドオーシャン。
目に見えているマーケットで、差別化を図り、コストを下げ、競争相手を研究し、戦う。
しかし、これは、消耗戦。
ブルーオーシャンは、今見えていないマーケットを創設し、そこで、競争のない世界で、のびのびと、ビジネスを伸ばす。
例えば、任天堂、アップルのビジネスがそれにあたる。
技術革新、生産ラインの改善運動ももちろん重要だが、それをビジネス(マーケット革新という言葉を使っていたが)にどう繋げるかの発想がより重要と説く。
ヨーロッパでは、屋外で、自由にクラシックを聴くイベントが流行っているという。
これも、消耗戦で縮小していたクラシック音楽の業界を変えた。
TEDの講演のように、全身を使っての熱のこもった講演で、大拍手。
ということで、今日も頭のリフレッシュが、大いにできた有意義な1日となった。
今日は、六本木で開催された某社の主催するフォーラムに参加。
3本講演を聞いたが、どれも、充実の内容だった。
1本目は、AIの話。
人口知能研究の世界最高権威であるレイ・カーツワイル氏の話だったが、AIと我々の生活との関わりが、実感できた。
2045年に、AIが、人間の脳を超えると言われているが、恐れることはないと氏は言う。
今使っている携帯ソフトなどは、既に、AIの技術が使われているが、B to B の世界では、まだまだ。
ここにAIの技術が入ってくると、世の中変わるなという感じ。
多くのコンピューターを同時に動かす技術が肝だそうだ。技術は確立しており、あとは、力の問題。
その問題を解決するために、オープンソースに切り替えていくのだそうだ。
2本目は、かの橋本弁護士。
演説は慣れたものだが、内容も、大阪府と大阪市の話中心で、慣れたもの。
大阪府と大阪市の間のコミュニケーションがないために、いかに多くの無駄が発生したか。
東京での無駄は、大阪の無駄の比ではないはず。
政治家ほ、政策を論じるだけではなく、組織も、見直すべきという議論は、説得力があった。
東京都になるのに、50年かかったそうだ。
納税者として、選挙権者として、県政、市政をウォッチしていかなければならない。
3本目は、かつてTronで有名になった坂村健氏の話。
Tronは、組み込み式システムであり、かつてユビキタスと呼ばれた、今は、IoTの流れの中心にある技術である。氏は、1980年代にその流れを予言していた!
今や、ワンチップ化され、値段も、1000円以下からある。
この技術が、Big Dataにも、AIにも繋がっている。
この技術の発展のためにも、オープンアーキテクチャー、オープンデータが必須であるとのこと。
そのために、いろんな企画をしているが、その中から、思いもつかぬアイデアが、湧き出してくるとのこと。
坂村氏は、来年春定年退官され、東洋大学に新たな学部を立ち上げるとのことで、そのバイタリティと熱意に脱帽である。
お話を聞いて、別世界のIoTの話が、身近に感じられるようになった。
頭の中が、リフレッシュできた1日だった。
今日は、ソニービル地下2階のプラザ・ギンザで開催されている。ビートルズ限定ショップに行ってみた。
あまり期待はしていなかったのだが、新しいもの中心に、まずまずの品揃え。
特に、今回封切りのEight Days Week 関連のグッズは充実していて、場所もいいし、行ってみてもいいだろう。
Tと、トートをゲット。
イエローサブマリン関連のミニカーがたくさんあったが、これは、見ただけ。
その他は、ほとんど見たことあるものが、並んでいる。
映画のチケット半券を持っていくと、2,000円毎に、缶バッジが1個もらえる。
3ついただいたが、2種類しかないので、4,000円が、目安ということか。
映画にちなんだ写真パネルが展示されている。
この写真については、今年のバレンタインデーの投稿で、1962年の9月の19日か、26日の撮影ではないかと書いたが、19日の撮影と特定されていた。
状況証拠?から、この日に特定されたのだろう。
撮影者のピーターは、1962年9月の水曜の、天気のイマイチの日としか述べていなかった。
銀座に来る用事のある人は、寄ってみてはいかが?
映画の半券持って。
本CD&BDは、昨年出たものだが、まだ視聴していなかった。
おとといの、Queenのコンサートを見て、そういえばと思って、見てみたら、なかなか見ごたえあり。
1975年12月24日の、Hammersmith Odeonで行われたQueenのコンサートの音と映像だが、そもそもこんな古いものが、残っていることを知らなかった。
ちょうどボヘミアンラプソディができた直後で、人気が爆発した時期となる。
4人みな、ういういしいが、特に、やはりフレディのカリスマ性が際立っている。
それと驚くのが、41年も前に、今のコンサートの原型がかなり出来上がっていることだ。
今のアレンジと、基本的には、変わっていない(もちろんその後にできた曲も多いが)。
BDの映像も懐かしいが、当時のシンプルなステージの様子が隔世の感。
そして、注目は、ボーナストラック。
1975年4月のQueenの武道館公演の映像が、3曲分収められている。
当時、まだ本国での人気はそれほどではなく、彼らが、日本に対し特別の感情を持つのも、この初来日の印象によるところが大きい。
そして、ODENコンサートについて、Brianと、Rogerが語るが、これが、また興味深い。
日本公演での成功、そして、トラブルとなっていた、マネージメント会社の変更、そして、ビッグヒット。
まさに、ビートルズの1963年から1964年が、彼らの1975年だった。
そして、そこに日本公演が、大きな役割を果たしていた。
1980年代の円熟のコンサートとは、ちょっと趣が違うが、Queenファンは、是非押さえておきたい1枚。