かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Life Man on the run

2014年04月30日 | The Beatles


本書は、ネットで見つけた。
ゲットして、結構分厚いのでびっくりしたが、読んでみたら面白いし、すらすら読める。
というもの、PMの70年代と言えば、一番興味を持って見てたけど、情報の少なかった時代。

ビートルズの解散から、ウィングスの解散までのほぼ10年間を、リアルに描いている。
当時の日本は、情報が限られていて、月刊専門誌で、断片的に情報を得ていたのだが、ここまで描いてもらうと感慨深いし、当時の匂いがプンプン伝わってくる。

PM死亡説に対し、LifeがPMが生きている記事を載せたのは有名だが、その時のエピソードなども初めて知った。
田舎の農場で、隠遁生活に近い状態だったPMを、Life社の記者が急襲。怒ったPMとトラブルになり、その落とし前が、あの写真と、PMは生きているという記事だったのだそうだ。
有名な話なのかな?

PMの乱れきった生活から、ウィングスの栄光と挫折。その挫折の最後のトリガーになったのが、日本公演時のマリファナ逮捕。
その時のエピソードも、PMの心情も踏まえてリアルに描かれる。

最後が、JLの死。
その後10年近く、PMはツアーをやめた。そして復活時のツアーが、私が、シカゴにいた時に見たゲットバックツアーだった。
その後、逮捕の時は、絶対行かないと言っていた日本へのツアーも行った。
そして、もう少しで、再来日。

PMの、1970年代の活動の歴史を知りたい人には打って付けの一冊。
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武井武雄の世界展

2014年04月29日 | Culture・Arts

今日も、はよからゴルフだった。
ドライバーと、パターは、まずまずだが、ショットの不調は続いている。
でもちょっと改善基調かな?
茨城県まで往復したが、早寝早起きしたら、渋滞知らず。
渋滞ないと、片道2時間かからない。

ということで、早く帰れたので、その後、横浜高島屋で、開催されている”武井武雄の世界展”に行ってきた。



武井さんには、前からすごいと思っていて、岡谷のイルフ童画館に行った話は、した。
出展のかぶりを懸念したが、ほとんどなし。
それだけ、多くの多彩な作品を残されているということだろう。

それにしても、その多彩さには、圧倒される。
東京芸術大学の洋画科で、エッチングを学んだことが基礎になっているという。
その確かなデッサン力を基本にして、いろんな技法にトライ。
かつ、テーマも多彩、題材も多彩。
スーパーマンだ。

その中でも凝りまくっているのが、刊本と名付けられた作品群だ。
武井さんが、一作一作、凝りまくって作った。
ここまで凝っていることは、本展示で知った。
ありえない。

完全に童画作家の範疇を超越している。
ひじょうにまとまった展示なので、広い範囲の人にお勧めできる。

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RB4000ゲット!

2014年04月28日 | The Beatles



ポールマッカートニーのベースと言えば、何といってもバイオリン型のヘフナー。
本体が軽い(逆にネックが重く感じる?)。
デビュー当時から、すっと使っているし、去年の来日の時にも、当然使っていた。

ただ、リボルバー以降、ウイングス時代は、このリッケンバッカー4000を使っていたことをご存じの方も多いだろう。
ウイングスのロックシょーの映像では、大活躍だが、その他のビートルズ時代の映像でも相当出てくる。
サイケ時代のイメージと重なるかもしれない。
そして、今回ゲットしたのは、これ。

ちゃちく見えるがそれもそのはず。おもちゃである。
ただし、USBメモリーで、4GB。日本の業者がいろんな楽器のシェイプのギター型USBメモリーを販売していて、その中で、一番かっこいいのをゲットしたわけ。

へフナーもいいし、PMのトレードマークになってるけど、RB4000のかっこよさも捨てがたい。



ちなみに、USBメモリーとして使う時は、こんな感じ。
ちゃんとミニ延長コードもついている。
どんだけ売れるのかわからないけど、こんなのゲットして喜んでいるおバカもいる。

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物語 ビルマの歴史

2014年04月27日 | Cambodia・Myanmar・Laos

今日もいい天気。
でも、いつも行っているコースで、何とワースト。
歳のせいとは思いたくないが、まずは、矯正が必要。



本書は、新聞の書評欄で知り、本屋に並んでいなかったので、AMAZONでゲット。
新書判だが、分厚く、結構、読むのに時間がかかった。

ビルマの歴史とあるが、近代史部分がほとんど。
それまでの歴史の記録があまりないこともあるが、過去の歴史と、イギリス統治以降の歴史の、継続性がないことが、ビルマの特徴かもしれない。
これは、明治維新や、他の東南アジア諸国と大きく異なるところだろう。

ビルマには、2回行っているが、近時の民主化移行以降大きく、変化している。
その辺の最新情報も交えた一冊になっており、現在のビルマの成立過程を知りたい向きには打って付けの本だ。

まず驚いたのは、イギリス統治と言っても、インドの準州という形で、国として認識してもらえなかったということ。従い、ビルマにとっては、イギリスに統治されると同時に、インドにも統治されたようになり、インド人労働者が大量流入したのは、その時期からという。

本書は、コラム的な欄があり、これがまたいいアクセントになっている。

例えば、日本で有名なビルマの竪琴の話は、ビルマでは噴飯ものだとか。
モン人のことは知っていたが、中国で言うモン族とは別の人種であることも知った。

ビルマの歴史で面白くなるのは、日本との関わりが出てきてからだ。
ビルマと中国を結ぶラインを遮断するために、日本は、ビルマに接近。
そして、占領するにいたるが、その過程は、かなりスリリングだ。
しかし、その後の泰緬鉄道では、大きな犠牲者を出した。
その後のインパール作戦では、日本自ら大きな犠牲者を出した。
ビルマに駐留した日本軍の犠牲がこんなに大きかったとは。

ただ、日本のサポートを受けたアウンサン将軍の娘が、たまたまながらも、今のビルマの運命を決定づけようとしている。

スーチーさんなど、中心人物については、伝記概略もあり。
結構すごい。自分が、スーチーさんの立場だったらどうしただろう?

今のビルマがなんでこうんなの?という思う向きには、まずお勧めしたい。
発見多数のこと、間違いなし!

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キトラ古墳壁画展

2014年04月26日 | Nara ( Japan )


今日は、すばらしい天気だった。
本当は、ゴルフの予定だったんだけとど、メンバーの都合ができて、敢え無くキャンセル。
その機に乗じて、トーハクのキトラ展に行ってきた。

7年前、飛鳥資料館で、玄武の展示だけで、150分待ちの経験があったので、恐れていたのだが、開館10分前ぐらいに到着し、見終わるまで、1時間20分ぐらい。
壁画現物前で、急かされたのは、残念だったが、結構リーズナブルな時間で見ることができた。

小振りだが、うれしい企画。
将来、飛鳥に展示施設を作る予定とのことだが、このタイミングで、東京で、見れるのはうれしい。
保存状態の悪い青龍などは、運送中の破損の懸念があり来ていないが、一度見た、玄武、朱雀、白虎、十二支の内保存のいいものなど、メインのものは、精巧なレプリカと、実物を、共に見ることができる。
7世紀末のものと言われているが、すばらしい出来である。
朱雀は、尾羽のところに、輪郭を彫ったようなあとが見えるが、下書きなのだそうである。
つまり、ある程度の企画があって、そこに絵師が色をつけていったを思われるのである。

高松塚の壁画の模写も展示されている。
玄武は、キトラの方の保存がいいが、青龍は、高松塚の方がいい。ただ、かなり似ている。
ところが、白虎の方は、向いている方向が逆なのである。
不思議だ。

その後、4K映像で、石室の中に入ったがごとく、壁画が見れるシアターへ。1時間毎にやっているので、お勧めだ。
キトラ古墳の様子が、手にとるようによくわかる。壁画が残ったことがいかに奇跡的だったか。
朱雀などは、盗掘者が石室を壊した部分のすぐそばに描かれていたが壊れなかった。
十二支の内、午像は、漆喰の上にかぶった泥の方に色が残った。
これまた奇跡的だ。

表慶館も開放されていて、明日香、キトラにちなんだ展示をやっている。
新たなタイプの展示と言えるだろう。
猿石のプロジェクトマッピングが面白い。

古代史ファンには、是非お勧めしたい展示。



ミュージーアムショップも、美術館に行った時の楽しみの一つだ。トーハクのショップは、地下から、1階に移り、明るくなった。
面白そうな本を、2冊ゲット。

帰りに西洋博物館のショップにも寄ってみたが、こちらは、見ただけ。
”考える人”が、新緑の中美しい。
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