山岡です。
みなさんは「ルンバブル」という言葉はご存じですか。「ルンバ」に可能を表す接尾語「able」を合わせた造語だそうです。
「ルンバ」とは、一世を風靡したロボット掃除機の名称です。みなさんの中にもひょっとしたらお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか。
「ルンバブル」というのは、すなわち、「ロボット掃除機ルンバで掃除が可能な」という意味です。いや、もう少し軽めに「ロボット掃除機で掃除がしやすい」というニュアンスで使用されている言葉のようですが。
このような造語ができる「ルンバ」。発売元のiRobot社によると、発売してもう10年になるそうです。10年で日本で60万台以上売れたとか。
掃除機市場のことははよく知りませんが、掃除機自体はそれなりに長年使用できる耐久消費財だと思っていますので、この数はなかなか驚異的なのではないでしょうか。
私は正直このロボット掃除機というものに懐疑的でした。近年は東芝もロボット掃除機を売り出すなど、競合製品も多く出たので一つの製品ジャンルとして成立したことは理解はしていましたが、いざ自分がお金を出して購入するとなると、ちょっとどうなのかなと。あくまで本番は人力の掃除なので清掃力は大したことがないんだろう、とか、充電が切れそうになると自動で充電スポットに戻るというふれこみだけどほんとかいな、とか。そんなことを思っていました。
しかし、「○○周年特別価格」とか、「○○記念価格」とかいうキーワードにものすごく弱い私は、欲求に負けてこのたび「ルンバ780」というルンバの中でも一番上のモデルを購入してしまいました。
さて、「ルンバブル」ですが、ググる(これも造語ですね)とヒット数が約5,460件。「roombable」でググるとヒット数が27,300件となりました。それなりに市民権を得ている言葉なのでしょう。
私が面白いと思ったのは、「ルンバブルなマンション」「ルンバブルな家具」など、「ルンバブル」を形容詞にした宣伝用語が結構見られることです。
マンションも家具も、本質的な価値は「掃除のしやすさ」にはないと思います。本質的な価値は、マンションならば安全・快適な住空間の提供、タンスならば収納力や扱いやすさ、ソファならば座った時の柔らかさや快適さなどでしょう。もちろんこれらの本質的な価値は押さえた上で、差別化のポイントとして「ルンバブル」というキーワードが刺さる顧客層がいるということなのだと思います。
そういえば、iphoneがブームになって、その後「iphone対応車」なるものが出たと初めて聞いたときにも意外感を感じると同時に興味をひかれたものです。こちらはかつてはiphoneの端子に接続可能なケーブルを標準装備して、車の中でもiphoneの音楽が聴ける、というようなニュアンスでした。当時はああなるほど、と思ったものですが、今はiphoneをカーナビがわりにして運転データと連動させたり、音声入力アシスタント「Siri」を活用して運転中でも操作できることを売りにしたり、など、さらに発展した提案がされているようです。
私もこうした例を見習って、「スマホ対応診断士」とかいって売り出したら売れるかな?と思ったりする今日この頃です。いや、もう少し絞りこんで「anroid4.1対応診断士」とかいったほうが響きますかね?・・・すみません、ちょっと狭すぎるネタでした。
さて、ルンバですが、さすがに十年売れるものは伊達ではありません。いい意味で期待を大きく裏切ってくれました。我が家は共働きでして、以前は掃除がしっかりできるのは週末だけでしたので、木曜日・金曜日になると部屋が埃っぽく感じることもありました。しかし、今では毎日清潔な部屋で過ごせて非常に快適です。妻も非常に喜んでいます。
我が家には残念ながら「ルンバブル」ではない家具があるので、まれにルンバがその家具に引っかかって電池切れになったりすることはあるものの、全体的に非常に満足しています。家は隅々まで
価格は約7万円で、私としてはそれこそ清水の舞台から飛び降りる気持ちでした。しかし私は賭けに勝ちました!個人的にはここ数年で最も満足度の高かった投資でした。
もしルンバに興味のある方がいましたら講義中の休み時間にお話ししましょう。実際の使用感をお伝えできると思います。
今回は投稿が遅くなりすみませんでした。
山岡達也
みなさんは「ルンバブル」という言葉はご存じですか。「ルンバ」に可能を表す接尾語「able」を合わせた造語だそうです。
「ルンバ」とは、一世を風靡したロボット掃除機の名称です。みなさんの中にもひょっとしたらお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか。
「ルンバブル」というのは、すなわち、「ロボット掃除機ルンバで掃除が可能な」という意味です。いや、もう少し軽めに「ロボット掃除機で掃除がしやすい」というニュアンスで使用されている言葉のようですが。
このような造語ができる「ルンバ」。発売元のiRobot社によると、発売してもう10年になるそうです。10年で日本で60万台以上売れたとか。
掃除機市場のことははよく知りませんが、掃除機自体はそれなりに長年使用できる耐久消費財だと思っていますので、この数はなかなか驚異的なのではないでしょうか。
私は正直このロボット掃除機というものに懐疑的でした。近年は東芝もロボット掃除機を売り出すなど、競合製品も多く出たので一つの製品ジャンルとして成立したことは理解はしていましたが、いざ自分がお金を出して購入するとなると、ちょっとどうなのかなと。あくまで本番は人力の掃除なので清掃力は大したことがないんだろう、とか、充電が切れそうになると自動で充電スポットに戻るというふれこみだけどほんとかいな、とか。そんなことを思っていました。
しかし、「○○周年特別価格」とか、「○○記念価格」とかいうキーワードにものすごく弱い私は、欲求に負けてこのたび「ルンバ780」というルンバの中でも一番上のモデルを購入してしまいました。
さて、「ルンバブル」ですが、ググる(これも造語ですね)とヒット数が約5,460件。「roombable」でググるとヒット数が27,300件となりました。それなりに市民権を得ている言葉なのでしょう。
私が面白いと思ったのは、「ルンバブルなマンション」「ルンバブルな家具」など、「ルンバブル」を形容詞にした宣伝用語が結構見られることです。
マンションも家具も、本質的な価値は「掃除のしやすさ」にはないと思います。本質的な価値は、マンションならば安全・快適な住空間の提供、タンスならば収納力や扱いやすさ、ソファならば座った時の柔らかさや快適さなどでしょう。もちろんこれらの本質的な価値は押さえた上で、差別化のポイントとして「ルンバブル」というキーワードが刺さる顧客層がいるということなのだと思います。
そういえば、iphoneがブームになって、その後「iphone対応車」なるものが出たと初めて聞いたときにも意外感を感じると同時に興味をひかれたものです。こちらはかつてはiphoneの端子に接続可能なケーブルを標準装備して、車の中でもiphoneの音楽が聴ける、というようなニュアンスでした。当時はああなるほど、と思ったものですが、今はiphoneをカーナビがわりにして運転データと連動させたり、音声入力アシスタント「Siri」を活用して運転中でも操作できることを売りにしたり、など、さらに発展した提案がされているようです。
私もこうした例を見習って、「スマホ対応診断士」とかいって売り出したら売れるかな?と思ったりする今日この頃です。いや、もう少し絞りこんで「anroid4.1対応診断士」とかいったほうが響きますかね?・・・すみません、ちょっと狭すぎるネタでした。
さて、ルンバですが、さすがに十年売れるものは伊達ではありません。いい意味で期待を大きく裏切ってくれました。我が家は共働きでして、以前は掃除がしっかりできるのは週末だけでしたので、木曜日・金曜日になると部屋が埃っぽく感じることもありました。しかし、今では毎日清潔な部屋で過ごせて非常に快適です。妻も非常に喜んでいます。
我が家には残念ながら「ルンバブル」ではない家具があるので、まれにルンバがその家具に引っかかって電池切れになったりすることはあるものの、全体的に非常に満足しています。家は隅々まで
価格は約7万円で、私としてはそれこそ清水の舞台から飛び降りる気持ちでした。しかし私は賭けに勝ちました!個人的にはここ数年で最も満足度の高かった投資でした。
もしルンバに興味のある方がいましたら講義中の休み時間にお話ししましょう。実際の使用感をお伝えできると思います。
今回は投稿が遅くなりすみませんでした。
山岡達也