専門性を高めるとともに・・・

ブログをご覧になっている皆さま

中小企業診断士の林です。

今晩から明日にかけて、首都圏は雪が積もるようですね。鉄道ダイヤも間引き運転をするそうなので、明日の朝は早く起きて、早めに行動する必要がありそうですね。

ちなみに、私は営業をしていることもあって、絶対にお客様を訪問するときに遅刻は許されないことから、なるべく早めに行動することを心がけています。どこへ行くにも、30分から1時間前には到着するようにして、近くの喫茶店などで時間になるまで待つようにしています。そのほうが心にゆとりも持てますよね。恐らく、このような心がけをしている方は多いと思います。雪が降ってたから、とか、電車が遅れていたから、とかいうのは言い訳ですから、心がけ次第ですよね。こういう些細なところに、その人の価値観や大切にしている考え方などが見てとれますので、注意したいものですね。

先日の育成塾では、育成塾先輩ＯＢの先生方からとても貴重な話を聞くことができました。傍聴していた私にとっても、とても有意義な時間を過ごすことができました。1年目の会とも重なっていたこともあり、欠席の方もいらっしゃいましたから、ここで私がポイントと思ったところを少しだけ列挙したいと思います。

１．全ての経験がその後の仕事につながる。今、仕事としていることに邁進すること。

２．情報収集に努めること。事例を多く集めること。ネットワーク（特に外部）の構築に努めること。

３．ビジネスの世界において大切なこと「これなら負けない！という分野をもつこと」
　　そのために、徹底的にその分野について研究する。期待以上の成果を出す。

４．営業にとって大切なこと「営業とは飲むこと」「相手にいかに印象を残せるか」

などなど、これだけではない診断士にとって大切な心得をたくさん学ぶことができましたね。
その中で、育成塾に参加された塾生の皆さまは、やはり専門性をもつことの大切さをあらためて認識したのではないでしょうか。

しかし、専門性をもつことの大切さとともに、決して忘れてはならない大切なものがあると思うのです。それは、人間性を高めることです。ここでいう人間性というのは、人としての品格といってもよいでしょうか。道徳的なもの、人格的なもの、人間として正しい原理原則が身についているかどうか。ビジネスだけでなく、どの世界においても、人間同士の付き合いの中で物事は進んでいくものですね。だから、自分という人間が相手に信頼されたり、好まれたり、評価されるということが、専門性以前にとても大切なことだと思います。

先日、とある本の中で、「役員の条件」として以下の項目が挙げられていました。決して、私は会社の役員を目指しているということではないのですが、これは私のような一ビジネスマンであっても大切な心得だな、と思ってメモ帳に書きこみました。

１．誰もが認める人であるか？

２．不採算事業からうまく撤退できるか？

３．社長の考えをブレークダウンできるか？

４．会社全体を見ることができるか？

５．将来の展望をもっているか？

６．人望と品格を兼ね備えているか？

ここでは、「役員」という人材を焦点に当てたポイントが書かれていますが、各項目の表現を少し変えるだけで、どのビジネスマンにとっても当てはまるポイントに置き換えることができると思います。特に、私は６．の要素が極めて大きいと思います。これは、日々の積み重ねとして絶え間ない努力が必要とされるからです。

したがって、決して知識に代表される専門性に走るのみならず、自分という人間性を高めるための努力も怠らないようにする必要がありますね。診断士として独立をし、自分一人で事を成し遂げていくためには、なおのごとく大切な心構えだと思います。

私自身振り返ってみてもまだまだだな～～と、自戒の意味も込めて今日のブログを書きました。育成塾の皆さまとも切磋琢磨しながら、私自身もさらにさらに磨きをかけていきたいと思います。