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危険予知活動

2014-03-18 12:29:58 | 13期生のブログリレー

こんにちは、中小企業診断士(育成塾13期生)の児玉総司です。

わたしが仕事として関わっている情報システムは、ありとあらゆるところで裏方として動いています。ですので、ときには、工事現場や製造業、エネルギー業界、運輸業界など、安全を重視し危険予知活動を徹底している現場の方々と一緒に仕事をさせていただく機会があります。先日、ある建設現場での業務があり、安全活動、危険予知活動の大切さや文化を改めて感じました。

現場で作業を行う時は、ヘルメット、作業服、安全靴を着用して、朝はラジオ体操と朝礼から始まります。当日の作業予定と安全注意事項を各チームで発表し、「今日も安全にがんばろう」という掛け声で、作業に入ります。特に危険な個所や節目の作業では、作業ミスがないように、指でさして声に出してから操作、作業を行います。

特に印象的なのは、何回も、いろいろな形で、安全重視、危険予知を意識づけることです。自分で書いて(事前に作る計画書・リスク分析表)、声に出して(安全注意事項の発表、みんなで唱和)、他の人からフィードバックをしてもらい(現場責任者からのコメント)、行動する(指さしなど)によって、意識に刷り込みます。人は何度も同じような作業をすると、どうしても慣れが出て危険を忘れてしまうので、そうならないよう危険を意識化するための工夫なのだろうと思いました。

朝礼での体操や掛け声、作業中の指さし確認といったことは、はたから見ていると決まりだからやってるのかな、と思いがちですが、意識の覚醒レベルをあげ、集中力を高めることを目的にしていて、やる場合とやらない場合では事故の発生率が違う、という研究・経験にもとづいたもののようです。

朝礼後は各チームにわかれて(たとえば、電気工事チーム、土木工事チーム、情報システムチームなど)それぞれでまた、確認をします。チームワークがよいところは、チームの円が小さくて掛け声も真剣で、さながら試合前のラグビーチームのようです。はずかしながら私はやり慣れていませんので、次回はもっとしっかり安全確認をできるようにしたいと思いました。

「安全第一」という旗や看板は工事現場にはつきものですが、こういった活動は日々、いろいろな業界、いたるところで行われていて、それによって作業者、つくられるもの、それを利用する我々の安全が支えられているのだなと思います。

安全を最重視するのは世界共通なのでしょうが、ここまで徹底しているのは日本が一番なのではないでしょうか。私は広くこういった業界を知らないのでわかりませんが。

この安全重視の文化、活動も日本が誇るべきものの1つかもしれないと思いました。

コメント (2)
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