はじめまして。14期生として入塾させていただいた 木村洋一 と申します。
本日よりブログリレーに参加させていただきますので、しばしお付き合いいただければ幸いです。
私は、現在も含め、サラリーマンとして中小企業の勤務が長いので、
中小企業の経営者の方々と接する機会が多かったと思います。
以前は、トラックを運転し、個人経営の商店やや小さな会社への配達の業務を携わってきました。
(失敗して 「帰れ」 と怒鳴られたこともありましたね。笑)
今も下町に在住しており、行きつけの居酒屋の若い3代目と接したり、付近の商店街に買い物にも行きます。
ひとつ感じていることは、どんなに小さな会社やお店でも、 「経営」 に携わってきた方々は、
私のようなサラリーマンと、「感覚」 というか 「血」 というかが全く違うということです。
この 「感覚」 の違いはどうやっても勝てない。と感じています。
(勝ち負けの問題ではないのですが・・・、それに、今さら私が言うことでもないのかもしれませんが・・・・。)
中小企業の経営者の方々は、診断士の理論や知識など持ってはいません。
しかし、何かがあると直感的かつ、瞬時に 「儲かる、儲からない」 「良い、悪い」 を判断していきますね。
昨日の田村隆一郎先生のお言葉通り、経営者の方のほうが、ご自分の業界のことをよく知っていますし、
個人保証で多額の借り入れなどをしていると、それだけで感覚が鋭くなるのでしょうか?
もう理屈の世界ではありませんね。
先日、商店街支援の勉強会に参加し、この分野に長年携わってきた診断士の先生の講演を拝聴しました。
その時のお言葉で、「面談の時は、相手の話を聴く割合が 「8割」 こちらから話すのは 「2割」。
しかし、こちらからの 「2割」 の話の中に、診断士のプロとして 「光るもの」 がないと、その先に進めない。」
とのことでした。
別な先生は、担当の商店街に1年間で 37回 も通い、それこそ、イベントの作業の手伝いもしながら、
入り込んでいったと伺いました。
又、商店街の中には、踏んではいけない 「地雷」 もあるので要注意とも・・・・。
商店街は、言葉は悪いですが、一匹オオカミの集まりみたいなものですから、先ほど述べました
「感覚」の違いのかたまりみたいなものでしょうか?さぞ、大変だったことと思います。
中小企業と向き合うということは、中小企業診断士の理論や知識だけでは相手にされない。
その企業の中に入り込んで行く(切り込んで行く?)ためには、感覚的に泥臭い部分も持ち合わせている必要がある。
文武両道?「士」業とはこういうことでしょうか?
色々な意味で、もっと自分をブラッシュアップしていきたいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。