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月曜日の習慣

2014-07-28 08:50:27 | 14期生のブログリレー

おはようございます。14期生の坊山由美です。
今日は月曜日ですね。
私の月曜日の習慣は、日経新聞の景気指標を読むことです。

今までは、さほど気にしていませんでしたが、
数年前に、小宮一慶氏の「日経新聞の数字が分かる本」を読んでから、注意するようになりました。
単に数字を見るだけではなく、その根拠となるデータと実経済の関連性を掴む、という事を念頭に見るようにしています。

今日の記事は、「輸出と設備投資のデカップリング(分離)論」について記載されていました。
従来は、円安による輸出増加に伴って設備投資が増える、という景気回復パターンでしたが
現在は、その流れが変わってきているそうです。

確かに、最近の日経では企業の増益を伝えていますが、「消費支出2ヒト以上世帯前年比」をみると
5月、6月はマイナスとなっています。
消費税増税によって消費支出が抑えられているのでしょうが、
企業は、その分を海外売上で補っていることが分かります。

そして、「貿易・通関」の輸出では、前年と余り変化がありません。
これは、円安効果が落ち着いてきたことが伺えます。
つまり、従来の通説では、輸出が増加していないのなら、投資も増加しないことになります。
しかし、「法人企業統計」の設備投資は、前年より増えています。
公共投資や省力化投資が増えている可能性も考えられます。

データと記事をリンクさせると、そのデータの真実味が感じられてきます。
データの数字を単に見るだけではなく、色々な角度で理解できるよう、
これから、仮説を立てながら記事を読んでいけるようになりたいです。

コメント (3)
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