16期生蛭川です。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、新年早々ちょっと怖いニュースがあったので、ご紹介します。
すでに人工知能(AI)などの普及で今後10年から20年で、47%の仕事が機械(コンピュータ)
に取って代わられいく、というニュースを目にしてから久しいですが、いよいよ現実的
なフェーズに入ってきたな、というニュースがありました。
2016年12月30日 毎日新聞の記事の抜粋になります。
全文はこちらから→http://mainichi.jp/articles/20161230/ddm/001/020/105000c
富国生命保険が、人工知能(AI)を活用した業務効率化で、医療保険などの給付金を
査定する部署の人員を3割近く削減する。AI活用による具体的な人員削減計画が明らか
になるのは珍しい。
医師の診断書などから、病歴や入院期間、手術名といった入院給付金支払いなどに
必要な情報を、AIが自動的に読み取る。
給付金額の算出のほか、契約内容に照らし合わせて支払い対象となる特約を見つけ出す
ことも可能で、支払い漏れの予防も期待できるという。
今回、富国生命はIBMの人工知能である「ワトソン」を使ったシステムを導入しました。
富国生命の給付金の査定関連の部署には現在約130人の職員がいるようですが、AIの導入
によって、今後34人の人員を削減する予定ということです。
AIの導入コストは初期で約2億円、ランニングで年間約1,500万円程度、34人の人員削減による
効果は年間で約1.4億円程度になるようです。
また、10年後になくなる職業をオックスフォード大学が2013年に発表しましたが、
銀行の融資担当
スポーツの審判
不動産ブローカー
レストランの案内係
保険の審査担当者
レジ係
ネイリスト
ホテルの受付係
データ入力作業員
苦情の処理/調査担当
簿記/会計/監査の事務員
等々、様々な職業がコンピュータに変わられる確率が高いものとしてリストアップされています。
今回の富国生命の件は、「保険の審査担当者」に該当します。
予測(予言)がすでに現実のものとなってきているわけですね。。。
では、人間のできることはもうなくなるのか、というと、そうでもないようです。(と信じたい。)
人間対人間の高度なサービス(コンサルティング等)
クリエイティブな分野
データ分析/予測に基づく判断
これらは人間にしかできない仕事として確実に残るであろうと予測されています。
(ちょっと安心です。)
したがって、稼プロなどを通じて診断士のスキルを磨いていけば、この先も生き残れるのかな、
と考えた新年でした^^。
今年もよろしくお願いします!