こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
今日は、仕事のきっかけづくりについて、触れてみたいと思います。
先月末に、ある会社様でセミナー講師を務めました。
最初に、受講生に自己紹介をしていただきます。その内容にコメントするのも講師の仕事です。
何人かの方の自己紹介に共通のテーマから、ある一つの事例をフィードバックしました。
その事例は、12月に東京都中小企業診断士協会中央支部のHPに専門家コラムとして掲載された「理念経営」についてでした。
http://www.rmc-chuo.jp/manager/column/2016120201.html
それが、来月の講演依頼の仕事につながったというわけです。
お客様が、来月、あるセミナーを企画されていて、その企画にタクシー会社の理念経営の話がマッチする!と直感されたそうです。
セミナー終了後、その受講生の方と名刺交換を行った際に、タクシー会社様の理念経営についてもっと詳しく知りたいとおっしゃるので、上記のHPをお教えしました。翌日に、メールでぜひ相談したいことがある旨、連絡をいただきました。お正月明け早々に、私の事務所にお見えになり、具体的な案件として、打診をいただくことになりました。
私は独立時から信条として、「感謝と感動を忘れずに、感性を大切に」を掲げています。
年末に出張先で受けたサービスに感動し、それを活字として記録に残したく、その会社の了承をもらって、HPにコラムとして掲載。この行動が無ければ、来月の講演の仕事は実現していません。仕事は、何がきっかけで入るかわかりませんね。今回のことを振りかえると、以下のことが言えると思います。
1)お客さまの心に響く言動ができるかどうか
⇒今回は、タクシー会社の理念経営の話がお客さまの心に響いた。
2)お客さまの心に留めてもらったら、それを深堀できる環境があるかどうか
⇒今回は、診断協会のHPのコラムをお客さまが読むことができた。
担当者だけでなく、上司の方も共有することができたとのこと。
以上のことから、日々、自分の感性に響いたことはコラム化するなどして、綴っておくことが仕事につながる確率を高めるといえると思います。
そういえば、独立直後、CS関連の調査の仕事をいただきました。依頼者には、私が過去に綴っていた「マーケティングレポート」を情報提供したことがありました。それを覚えていてくださったとのことです。
振りかえると、ブログ発信の内容を見られて研修の引き合いをいただいたこともありました。
そういう意味で、このようなブログの機会は、見方によっては、仕事のきっかけづくりとも言えますね。
そのためには、日ごろから、ネタを意識することが大切なことだと改めて実感した次第です。