16期生田代です。
先日の土曜日は稼プロ!の第9回講義でした。講義前半は塾生による10分間プレゼンテーション。
今回も大変勉強になりました。プレゼン終了後に、塾長及び講師陣からたくさんご指摘を頂けたのは、まだまだプレゼン力向上の余地があるためと前向きに理解しています。
今回の講義でのプレゼンを振り返りながら、それを踏まえて今後のスピーチやプレゼンに使いたい「3つのスキル」について述べたいと思います。
1.信用を得る
まず、プレゼンは、伝えたい相手に伝えたいことが伝わることがゴールですね。これを実現するためには、独りよがりのスピーチでは伝わらないことは明白です。聞き手に対して聞いてみようと思ってもらうには、初めに自分自身に対する信用を得ることが大切だと思います。しかし初対面の場合、信用を得ると言っても簡単ではありません。その時に有効なのが、次の3つです。
① 肩書き
② 服装・身なり
③ 話し方
私たち中小企業診断士という「肩書き」があるだけで、聞き手からの信用は多少得られるものと思います。そして、「服装・身なり」「話し方」がきちっとしているだけで、信用は高まります。「メラビアンの法則」に従えば、視覚情報は55%、聴覚情報は38%が、印象を決める判断基準になります。
今回のプレゼン実習の場合、聞き手は面識のある方々でしたが、最初の自己紹介は初対面のつもりで「中小企業診断士の○○です。診断士が成功するための戦略について研究しています。今日の主題は・・・」と述べると、少し信用が高められたかと思います。
2.共感を得る
見た目の次に大切なのは、プレゼンの内容に対して、特にイントロの部分で共感を得ることです。そのためには、聞き手の興味や関心の高いことを提示して意識をひきつけなければなりません。つまり「つかみ」が大切ということです。そして聞き手の課題を提示することで、共感を引き出します。
今回の場合でしたら、「診断士にとって必要なスキルってなんだと思いますか? ①顧客に認知されていますか? ②顧客に頼りにされていますか? ③顧客の期待に応えていますか?」という問いかけをすることが興味関心を引き起こし、主題に対して共感を得るために有効だったのではと思います。
3.納得を得る
最後に、プレゼンの内容に納得してもらうことが大切です。どれだけ聞き手の信用や共感を得たとしても、腹落ちする内容でなければ、プレゼンの価値は無いのも同然です。納得感を得るために重要なのは根拠です。
① 数値(利益や効果など)
② 事実(成功事例など)
③ 未来(成功につながるプロセスなど)
上述の3つを盛り込んで、納得感の得られるプレゼンを行うことが必要です。
稼プロ!講義は残りあと1回ですが、今後またどこかでプレゼンの機会があれば、今回の反省を生かしてブラッシュアップしていきたいと思います。