皆さま、どうもお疲れ様です。塚本洋美です。
本格的な花見も今日が最後になりますでしょうか。
さて、本日は「稼プロ!」特別企画であった“宮崎絢子先生のボイストレーニング”の話をいたします。これは今年1月から毎月1回ずつ、3回にわたり行われました。内容は、発声の基礎、ナレーション(伝わる話し方)を組み合わせた育成塾に特化したカリキュラムでした。
私がボイストレーニングを受けた動機は、昨年11月の講義で、宮崎先生に登壇していただき、その若さに圧倒されたからです。その際、先生の著書である「声の教科書」を購入しました。書籍の中で先生は、ボイストレーニングの効果として、“身体的効果”、“美容的効果”、“声の変化による人間力アップ効果”をあげており、これらの相乗効果によって、特に中年以上の場合、確実に若返ると記載されておりました。私も宮崎先生にあやかって、この若さの秘訣を学びたいと思い、受講しました。
話は変わりますが、2年前に、中学校の同窓会が開催され、久々に地元の仲間と再会することができました。私のような年齢になると、実年齢と比較し、見た目の年齢の幅は確実にひろがります。茨城県の田舎ということもあり、身だしなみに気を使わない友人も多く、同窓会であるにもかかわらず、「年齢はいくつですか?」と質問してしまうような愉快な会合でした。
本題であるボイストレーニングに話を戻します。カリキュラムは、大別すると以下のようになります。
①ののゆる体操(気功の導引術が取り入れられていることが特徴)
②発声トレーニング(腹式呼吸による基礎発声の練習)
③ナレーション(「奄美大島の大自然と黒糖焼酎に出会う」という教材の朗読)
午前中に、ののゆる体操、発声トレーニングを、午後からナレーションを行うスケジュールでした。何が難しかったと言うと、まずは、腹式呼吸による発声です。3回の講義で体得できるとは考えておりませんでしたが、どの声が腹式呼吸によるものかさえ、分かりませんでした。1度くらいは声が出るのですが、もう1回やってみようとすると、再現できません。ゴルフをおやりになる方だったら、なんとなく分かると思うのですが、スイングのチェックポイントが多過ぎると、身体が動かなくなるのと同じような感覚と言った方がよいでしょうか。姿勢、目線、呼吸の仕方などに注意をし、腹式なので、お腹に意識してやってみるのですが、さっぱり掴めませんでした。
そして、もう1つ難しかったのは、ナレーションです。タイトルにあるように“奄美大島の大自然”を表現しなければならないのに、正確に読むことの方が優先され、単調な面白みのない朗読になってしまいました。これに対し、先生のナレーションは、語り手の心情をより多く取り込み、リズムとメリハリによって、立体的に語られます。プロと素人の歴然とした違いを、垣間見ることができました。
この特別企画に参加して良かった点は、自分にあった的確な指摘をいただけたことです。私の場合、「聞く力を身につけること」や「音感を鍛えること」など、厳しくも優しい指導を受けました。
6年間ボイストレーニングを続けている大草さんも言っておられるように、今後は、継続することが最重要であると考えます。継続することにより、いつの日か、腹式呼吸による発声ができるようになるものと信じております。また、その効果の確認については、あまりやりたくないのですが、自分の声を録音して聞くことだと思います。
最後に、宮崎先生のお教室では、7月8日~9日にかけて、朗読コンサートを開催します。今回の特別企画は15期生、16期生の参加が多かったのですが、この中から、朗読会に挑戦する方もいらっしゃいます。今後7月に向かって、練習など、かなり大変だと思いますが、素晴らしい朗読コンサートになることを、心よりお祈りいたします。