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なぜ人間は目新しいものが好きなのか?

2017-04-07 14:00:39 | 講師亀田からのメッセージ

4月は新入社員が入り、新生活が始まり、新学期が始まり、、、と、

「新しい」ことが始まる季節です。新しいことが始まる時は、ワクワクしますよね。

 

自分自身のことではありませんが、息子が4月から小学生になることに対して、

ちゃんとやれるのかなという不安がありますが、それ以上に息子の新しい生活に対して楽しみな気持ちの方が大きいです。

 

「interest(興味)」という言葉は「異なる」という意味を持つラテン語の「interesse」から来ているようです。

つまり、「intersting(面白い)」というのは、言葉の由来からして「ほかと異なる」という意味になります。

 

人間はどうやら、見慣れたものから目をそらし、目新しいものに目を向ける習性があるようです。

 

人間の赤ちゃんは、生まれたとき、ほとんど何も知らない・出来ない状態ですが、

経験をすることで学んでいき、生きるための能力や知恵を身に付けます。

もし赤ちゃんが新しいものに対する強い欲求を持たなければ、経験による学びは極めて少なく、生き残ることは難しかったでしょう。

(心理学者 ポール・J・シルヴィアの意見参照)

 

これらのことから、人間の「新しいもの好き」は生まれつきであることがわかります。

 

逆にいえば、根気強く継続することは、人間にとってはハードルが高いことも理解できます。

ハードル越え、興味を持ち付けるためには、継続することでわかるベテランならではの「微妙な差異」を発見し、

そこに目新しさを感じ続けることが有効かもしれません。

 

さらに、心理学者のウィリアム・ジェイムスは次のように語っています。

「新しきものに古きものを見出したとき、人は注意を引かれる。あるいは古きものに、さりげない新しさを見出したときに」

 

新入社員のキラキラした気持ちにあやかって、私も日々の業務や生活の変化に新しさを発見し、

新鮮な気持ちでがんばって行きたいと思います。

 

コメント (2)
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