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夢を持つこと、応援したいと思ってもらうこと

2018-02-12 10:00:00 | 17期生のブログリレー

お疲れ様です。17期錦織です。

今日のブログは、グッドライフアワードという、環境省の行っているアワードで、最優秀賞を受賞された、(株)パン・アキモトの秋元社長のお話をご紹介いたします。

(株)パン・アキモトでは、パンの缶詰という商品を扱っていて、「救缶鳥プロジェクト」という取り組みの中で、備蓄食品であるパンの缶詰を、期限が切れる1年前に下取りして、その下取り品を、世界中の被災地や紛争地などに、支援品として贈っています。言葉にすると簡単な仕組みなのですが、

・同社の備蓄食品(パンの缶詰)が生まれるまでの苦労、
・備蓄品を下取りするための、配送費などを抑えた仕組み
・支援品を海外に送るための、コストがかからないようにするNGOとの連携など、

受賞しているキラキラした表面には見えてこない、とても地道な根回しや、努力をしています。

このパンの缶詰の「備蓄食品」という点において、同社がつくるまで、90年代は、乾パンが、備蓄食品の主流だったそうです。このパンの缶詰を、当時の関西大震災の被災者からの願いということで、おいしい保存食をめざし、作り出したのですが、できるあがるまで、缶詰め以外にも、100回以上のさまざまな種類の試作品を作ったそうです。

救缶鳥プロジェクトにおける仕組みにおいても、配送業者などと、価格やプログラムにおいて、度重なる交渉、根回しをつづけたそうです。

また、支援品を海外輸送する際も、NGOと連携し、日本、現地とで連携をして、コストをおさえる工夫をされているとのことです。

これらの苦労も、短期間にさくっとできたわけではなく、手を替え品を替え、あらゆるアプローチをして実現したとのことで、このあきらめない原動力は、夢を持つことであり、その夢をいつも意識できるように見えるものを持つ、また、成功するためのキーは、応援したくなるような取組であることをアピールして、周囲の関係者、お客様にも、お金以外のメリットを提供しつつ、応援者になってもらうこと、であるとのことでした。

これは、診断士にもつながっていることで、夢をもつこと、応援してあげたいと思い、思われること、という点において、とても参考になるお話であると感じ、ご紹介させていただきました。

コメント (2)
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