こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
19期生の講義が6月29日にスタート。翌日、6月30日は、2008年から依頼をいただいている「創業塾」の登壇日でした。私のテーマは「お客様視点のマーケティング戦略」。
これまでは、マーケティングのオーソドックスな考え方の「誰に」「何を」「どのように」+「提供する付加価値」を整理していくワークを実施していましたが、今年は、当塾で大切にしている「三意」、すなわち、「誠意」「熱意」「創意」をベースとしたワークを導入。「誰に」「何を」「どのように」は、起業を目指している受講生の皆さんは、頭の中で描いていらっしゃいます。そこに、以下の視点を加えました。
○誠意……お客様に誠意をもって寄り添うとは、どのようなアクションが必要でしようか?
○熱意……お客様と熱意をもって向き合うためには、どのような姿勢が求められるでしょうか?
○創意……お客様に「何を」「どのように」提供するのかについて、どのような工夫が望まれますか?
毎回、私の講座のテキストの内容に大きな変化はないのですが、朝の教室の空気感で、今日は、これを柱にしようというものが頭に浮かびます。今年は、「お客様に寄り添う」がキーワードが頭に浮かびました。お客様の気持ちを受け止めて商品やサービスを提供すること、そして、その結果、お客様の心の中にどのような気持ちが生じてほしいのか?……お客様に寄り添うということは、常にお客様の心情を察して向き合うことだと思っています。
セミナーでは、まずは、各自が考えている商品やサービスの提供を通じて、お客様にどのような心情になってもらいたいのかを考えていただき、続いて、上述の「三意」分析に入りました。
「誰に、何を、どのように提供しますか?」……これまでの経験から、この問いかけでは、創意を盛り込むことが弱くなりがちであり、マーケティングでよくいわれる「差別化」がつきにくくなるのではと感じていました。それよりも、「誠意」「熱意」「創意」という言葉を、自分の言葉でブレークダウンしていくことは、ビジネスプランを具体化していく上で、有意義なことではないかと考えたからです。この背景には、「稼プロ!」で、「仕事は、三意をもって行うことで、評価がついてくる」と伝えていることや、私自身のこれまでの活動を通じて、本当にそうであると実感していることがありました。
すなわち、稼プロ!を通じて、私自身が学んできたことです。講義終了後に、受講生の方から、とても分かりやすかったとの言葉をいただくことができました。どのような仕事でも、ここ「稼プロ!」での学びが私自身の基本姿勢となっています。
2010年に登壇したときの写真が見つかりましたので、アップします。