こんにちは。初めまして、19期生の遠藤孔仁です。
21期生の皆さんは、2回、3回と【書く】の講義のちょうど中間地点ですね。
この講義を経験して、アウトプットの機会である執筆のプロジェクトのお誘いがあったら、是非チャレンジしてください。
私も19期の有志と企業診断の特集記事「これから始める診断士のSDGs支援」を企画・執筆しました。テーマ設定や企画内容をどうするかなど生みの苦しみがありましたが、得られるものは多いと実感しています。
さて、1年遅れで開催されたTokyo2020大会が終わりました。
大会コンセプトは、「すべての人が自己ベストを目指し(全員が自己ベスト)」「一人ひとりが互いを認め合い(多様性と調和)」「そして、未来につなげよう(未来への継承)」です。
その中でも多様性と調和を象徴していると感じるシーンに、スケートボードがありました。スケートボードの演技の得点を競うわけですが、選手たちが自分の順位よりも、演技へのチャレンジを称賛し、その成功を喜び合うその姿が非常に印象的でした。もちろん競技ですから、順位を競うことが目標なのですが、あくまで結果であり、結果に対するチャレンジやそれまで積み重ねてきた努力をお互いに認め、リスペクトしている選手たちの関係性が非常に新鮮に見えました。
オリンピックというと、国を代表し順位を競うため、競技を通じた国威発揚という側面が強い印象を持っておりました。実際に多くの競技で、自国の金メダルに歓喜していました。その一方で、メダルを獲得することに対するプレッシャーとメダルを逃し謝罪する姿に胸を痛めます。勝者と敗者、競技の世界ですので避けられないものですが、その物差しだけでなく、様々な価値観を認め合う、そうした世界観を提示しているようでした。
企業においても、SDGsやESGに配慮した活動が求められ始めています。これらの活動として、ダイバーシティ(多様性)を扱うケースが多くあります。性別、年齢、障がい、国籍などの外面の属性や、ライフスタイル、職歴、価値観などの内面の属性にかかわらず、それぞれの個を尊重し、認め合い、良いところを活かす、ダイバーシティ&インクルージョン(包容、受容)という言葉で語られています。
さらに最近では、ダイバーシティとインクルージョンに加え、エクイティ(公平性)を加え、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)といわれるようになっています。この背景には、米国で社会問題化した、マイノリティの社会構造的不平等の問題があります。機会を平等に与えても、おかれた状況によってその機会を公正に活用できなければ、公正な結果は得られない。一人ひとりの固有のニーズに合わせて、機会を得られるように組織的に障壁を取り除くことが求められます。
個を尊重し、皆が成功するための機会を与え、組織の成長を実現する。そうした価値観を感じさせるオリンピックの1シーンでした。
21期生の皆さんは、2回、3回と【書く】の講義のちょうど中間地点ですね。
この講義を経験して、アウトプットの機会である執筆のプロジェクトのお誘いがあったら、是非チャレンジしてください。
私も19期の有志と企業診断の特集記事「これから始める診断士のSDGs支援」を企画・執筆しました。テーマ設定や企画内容をどうするかなど生みの苦しみがありましたが、得られるものは多いと実感しています。
さて、1年遅れで開催されたTokyo2020大会が終わりました。
大会コンセプトは、「すべての人が自己ベストを目指し(全員が自己ベスト)」「一人ひとりが互いを認め合い(多様性と調和)」「そして、未来につなげよう(未来への継承)」です。
その中でも多様性と調和を象徴していると感じるシーンに、スケートボードがありました。スケートボードの演技の得点を競うわけですが、選手たちが自分の順位よりも、演技へのチャレンジを称賛し、その成功を喜び合うその姿が非常に印象的でした。もちろん競技ですから、順位を競うことが目標なのですが、あくまで結果であり、結果に対するチャレンジやそれまで積み重ねてきた努力をお互いに認め、リスペクトしている選手たちの関係性が非常に新鮮に見えました。
オリンピックというと、国を代表し順位を競うため、競技を通じた国威発揚という側面が強い印象を持っておりました。実際に多くの競技で、自国の金メダルに歓喜していました。その一方で、メダルを獲得することに対するプレッシャーとメダルを逃し謝罪する姿に胸を痛めます。勝者と敗者、競技の世界ですので避けられないものですが、その物差しだけでなく、様々な価値観を認め合う、そうした世界観を提示しているようでした。
企業においても、SDGsやESGに配慮した活動が求められ始めています。これらの活動として、ダイバーシティ(多様性)を扱うケースが多くあります。性別、年齢、障がい、国籍などの外面の属性や、ライフスタイル、職歴、価値観などの内面の属性にかかわらず、それぞれの個を尊重し、認め合い、良いところを活かす、ダイバーシティ&インクルージョン(包容、受容)という言葉で語られています。
さらに最近では、ダイバーシティとインクルージョンに加え、エクイティ(公平性)を加え、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)といわれるようになっています。この背景には、米国で社会問題化した、マイノリティの社会構造的不平等の問題があります。機会を平等に与えても、おかれた状況によってその機会を公正に活用できなければ、公正な結果は得られない。一人ひとりの固有のニーズに合わせて、機会を得られるように組織的に障壁を取り除くことが求められます。
個を尊重し、皆が成功するための機会を与え、組織の成長を実現する。そうした価値観を感じさせるオリンピックの1シーンでした。