事務局の大井秀人です。
観光地など自宅以外の非日常の場所でリモートワークを行いつつ、休暇を楽しむ新たなワークスタイル「ワーケーション」が話題です。私もほぼリモートワークなので興味があったのですが、この4月に神戸の自宅から車で40分の六甲山にシェアオフィスができたと聞き、早速6月から契約してみました。元々企業の保養所だったものを改装した施設だそうです。月4日間利用で6,600円(税込)と、リーズナブルな価格だったのも決め手でした(https://rokkonomad.org/)。
私の場合、滞在型ではなく自宅からの通いなので、厳密にはワーケーションではないです。ただ単身赴任の東京から神戸に戻ったときに使うという旅行の要素もあるので、広い意味ではワーケーションかなと思っています。利用しての感想は、
- 期待通りの非日常感と空気の気持ち良さ。晴れの日にテラスで仕事するときの爽快感はたまらない。
- 開放感溢れる空間で人も少なく、ゆったりとしているので集中力が上がる。
- 街中で働く人とは違う空間にいるという、一種の「優越感」がある。(平日昼に休み取ってビールを飲むような罪悪感です(笑))
といった点です。行き帰りの行楽感だけでかなり気分が違ってきます。街中との空気感の違いは、特に原稿書きや頭の整理にはうってつけです。勤務先の仕事日で会議の少ない日やリモート研修のときに使ったり、土曜に診断士としての執筆関連などで使っています。ただ、自然の中だけに、
- コンビニがないので、1日分の飲料やおやつを買い込んでからオフィスに乗り込む必要がある。
- 虫が出る。虫が嫌いな人は向かないかもしれない。
- 雨の日は、山道なので雨が降ると足元が悪い。夜遅くなると、駐車場まで懐中電灯がいる。
といった注意点があることがわかりました。都心とは勝手が違うところは気を付けないといけません。また、一日中リモート会議になると、何のために山まで来たのかわからなくなります。時間に余裕があるときのほうが効果的です。
在宅ワークが続いてずっと家にいるのは、やはり気が滅入ります。その点、このような非日常的な第3のオフィスを確保することは、気分転換と生産性向上の面でメリットが大きいです。自分自身でワークスタイルを設計して、自分にあった働き場所を確保するのは、Withコロナの新しい働き方かもしれません。みなさんも、いかがでしょうか?ちなみに、今月の稼プロ!はオンラインになったので、山から参加してみようかと考えています。