皆さん、こんにちは。事務局の宇野毅です。私は、19年11月5日の当ブログで、「東京2020 都市ボランティア研修に参加して」という投稿を行いました。今回は、その後日談です。
東京オリンピック・パラリンピックでは2種類のボランティア業務が設定されていました。一つは競技施設や選手村などの大会施設で運営を支えるフィールドキャスト、もう一つは主要駅や観光地、競技会場の最寄駅周辺で国内外から訪れる観客をお迎えするシティキャストです。私はシティキャストとしての参加でした。
19年10月の集合研修後、同年年末からのeラーニング研修(ダイバシティ&インクルージョンの理解など)は予定通り受講しましたが、新型コロナの影響による開催延期を受け、翌年4月からの役割別研修や配置場所別研修は中止になりました。
1年の延期後、今年に入り大会直前の7月にあらためて、役割別・配置場所別集合研修が実施され、活動日のエントリー、ユニフォームなどの配布がありました。
さあ、いよいよ活動だ、という時に、緊急事態宣言の影響で無観客開催が決定します。選手や大会運営を支えるフィールドキャストには活動の場所はありますが、観客をお迎えするシティキャストにはありません。当初エントリーしていた活動日がすべて白紙となってしまいました。
もう活動はできないのだろうと思っていたところ、大会事務局の方がいろいろと考えてくださったのだと思います。大会直前に、大会PR施設における会場案内やメディア案内、羽田空港での選手の案内、聖火台周辺における来場者への声がけ、などの新たなボランティア活動が発表され、参加者募集がありました。
私は、その中で、「聖火台周辺における来場者への声がけ」に申し込み、8月末に活動してきました。内容は、お台場に設置された聖火台周辺で、来場者の方に聖火台の場所を案内したり、暑さ対応グッズを配ったりすることです。ボランティアたち自身の熱中症対策のため、限られた時間での活動でしたが、他のボランティアの方々との触れあいもあり、いい経験をさせていただきました。
来月10月9日(土)に、「TOKYO2020 Field Cast & City Cast Thanks Event~ARIGATO~」というWebイベントが開催されます。このイベントにおいて、最後に放映するエンドクレジットに、ボランティア・メンバーの名前が掲載されることになっています。私もちょこっと載る予定です。
今回の活動を終えて、「ボランティアとして貢献したい、参加したい!」と手を挙げたシティキャストの気持ちを大切に考え、新しい活動をつくりだし、活動をサポートしてくださったボランティア事務局や大会関係者の方々に、心より感謝したいと思いました。