稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。
エリザベス女王が逝去され、追悼の言葉とともに、良い治世であったという評価も広くされているようです。その評価について語れる材料は持ち合わせていないのですが、90年代、チャールズ皇太子夫妻の不倫や離婚、アンドルー王子の別居や離婚、アン王女の離婚や再婚といった王室スキャンダルが続出したことが苦境の時期として思い出されます。とくに、97年にダイアナ元皇太子妃がパリで交通事故死した際は、対応が冷淡などという批判も受けていました。これに対して、王室改革のための委員会設立、王室予算の透明性向上を図った王室歳費法成立、王位継承順位を男女平等にする制度改正など、さまざまなかたちで国民の意識の変化に応じる施策をとられ、今の評価があるものと思います。
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し」は、徳川家康の遺訓。これは、エリザベス女王の生涯にもまさに当てはまるものではないでしょうか。国王には首相のような辞職という選択肢がほとんどなく、難題を背負い続けねばなりません。背負い続けるという点で中小企業経営者にも通ずるものに思います。