こんにちは、19期生の土佐林です。
急に寒くなってきましたね。冬の訪れを肌で感じるようになり、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなりました。皆さん、体調管理には十分お気をつけください。
中央支部で今年から始まったチューター制度にチューターとして参加している中で、「研究会やマスターコースはどのように選んだらよいですか?毎年参加した方がよいですか?」という質問を受けました。この質問をきっかけに、私自身の経験を振り返る中で、「アウトプットを重視する」という視点の重要性を改めて実感しました。この考え方は、当たり前のようで、つい忘れてしまいがちです。今回はその視点についてお話ししたいと思います。
・アウトプットを重視する考え方
何かを選ぶときに大切なのは、「その結果をどのように活用するか、どのような成果を得られるか」というアウトプット視点を持つことと考えています。例えば、マスターコースや研究会を選ぶ際に、「学んだことを自分の活動や仕事にどう活かすか」を考えることで、選択肢が絞られ、参加の意義が明確になります。
この考え方は、学びだけでなく、他の場面でも応用できます。たとえば、服を購入するときに「これを着てどこへ行くか」「どのような場面で使えるか」を考えることで、衝動買いを防ぎ、本当に必要なものだけを選べます。同じように、趣味の道具や新しいスキルの習得についても、「アウトプットの場面」を意識することで、自分にとって価値のあるものを選ぶ助けになります。
参考まで、質問への私の回答を下記に記載します。(チューター制度はLINEグループを作っています。LINEグループ上での質問に対する回答です。少し加工しています。)
診断士1年目:マスターコースA、稼プロ!に参加
【目的】
A➡ 営業職でありながらプレゼンが苦手だったため、診断士に必要なプレゼン力を高めたいと考えました。企業内でも活かせるスキルとして相乗効果が期待できると感じ、参加を決意。
稼プロ !➡ 診断士として総合的な基礎力を高めるために参加しました。当時38歳、3年後の独立を目指しており、その準備の一環として取り組みました。
【成果】
A ➡ プレゼンが「苦手」という思い込みを克服し、今ではむしろ好きになりました。社内研修で講師を務めた際、「プレゼンがうまいね!」と褒められ、自信を持てるようになりました。
稼プロ ➡ 診断士としての「書く」スキルを学び、執筆や企業内での稟議書チェックに活用しています。このコースで築いた人脈は、現在の診断士活動の基盤となっています。
診断士4年目:マスターコースBに1年間参加
【目的】国際部での業務が増えることを見越して、過去の海外取引の知見をブラッシュアップし、国際支援活動に活かしたいと考えました。
【成果】診断士として国際関係の社会貢献事業の企画運営に携わることができた一方で、実務での活用がまだ十分ではなく、これが今後の課題。
マスターコースの成果は、アウトプットの目的にもよりますが2-3年かかると考えてよいと思います。必ずしも毎年マスターコースを受講の必要性はないと感じています。
・アウトプット視点の再確認
実は5年前、稼プロ!19期生の頃に「アウトプットの重要性」についてブログを書いていました。しかし最近は、興味のあるセミナーや飲み会、研究会への参加や、本の購入が増えており、「アウトプットの場面」を意識することを少し忘れがちになっていました。今回のチューター制度への参加を通じて、「アウトプットする機会があるか」を基準にする重要性を再確認しました。興味・関心を大切にしつつも、結果をどう活かすかを考えながら選択していきたいと思います。
・最後に
皆さんは、研究会やセミナー、またその他の選択をする際、どのような基準で決めていますか?今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
関連リンク
過去のブログ「アウトプットの量はインプットの質を高める」:
https://blog.goo.ne.jp/kasegerupurocon/e/42dd6dd72e710963f2c2acaa47d77298#comment-list
本を読むにしても、アウトプットは、わかったふりにならず、学んだことを自分がきちんと咀嚼し、知識を定着化させるためにも重要ですね。