皆さん、こんにちは。
第24期生の森谷です。今回は、初めて上野の鈴本演芸場に行き、落語の世界に触れた話を書いてみたいと思います。
9月の稼プロ!の合宿講義では色々な刺激を受けました。中でも志倉講師による「バケツに水を入れる」「違和感に取り組む」というキーワードが非常に心に刺さりました。これらの言葉は、自分に対して書籍・動画など様々な情報をインプットしまくること、普段の自分だったらやらない事に敢えて取り組み、視座・視野を広げてみること、と理解しました。
これらの学びを受けて、普段であったら手に取らない分野の本を読んでみようと思って買った本が「落語の人、春風亭一之輔」(著者:中村計)でした。この本は、春風亭一之輔へのインタビュー形式で書いたノンフィクションですが、この本をきっかけに「感情より行動を」と思い立って鈴本演芸場に行ってみた次第です。
今回初めて落語の世界に触れてみた感想ですが、次の3点です。
【多彩な演目】
私が鑑賞したのは「昼の部」でしたが、開演時間が12:30~16:00と3時間半もあり、なかなか長時間です。しかしながら演目には落語だけでなく、漫才や奇術(マジック)、音楽(浪曲・ウクレレ)等が組み込まれており、飽きること無く楽しむことができました。
【臨場感】
私は早めに会場入りして最前列で鑑賞しました。そのせいか落語家などの出演者の話を目の前で体感することができました。間の取り方や声の強弱、表情や身振り手振りがダイレクトに伝わってきて、まるで目の前で物語が展開しているかのような臨場感がありました。
【観客との一体感】
鈴本演芸場は約300の座席があります。当日は半分程度の客入りでしたが、老若男女の様々な世代、外国人の方も鑑賞していました。同じ空間で周りの観客と笑いを共有することで特別な一体感が生まれ、笑いの場面では大変盛り上がりました。
9月の合宿講義において私は初めて3分間プレゼンを行いました。今回の落語鑑賞を受けて、今後の自分のプレゼン力の向上に向けて参考となったことは次の3点です。
【関心の引きつけ】
落語では、本題に入る前に時事ネタや日常の出来事などを話す導入部分を「まくら」と言い、観客の関心を引きつけてリラックスさせる役割があるそうです。自分のプレゼンにおいても導入部分で聞き手の方の関心を呼ぶ「まくら」を意識してみようと思います。
【アイコンタクト】
鈴本演芸場は横20席・縦17席があり以外に広いのですが、落語家の方は広く観客と目を合わせ、積極的にアイコンタクトを取っていました。自分のプレゼンにおいても、聞き手の関心を引き、話に引き込むためにもアイコンタクトを取ることを意識したいと思います。
【声の強弱と抑揚】
落語家の方は、声の強弱・スピード、話し方、身振り手振りを変えることで、複数の人物を演じ分けます。私が鑑賞したトリの話は、「隅田川 馬石」師匠による「豊志賀」(怪談話)でしたが、ある画面では老若男女3人の人物を演じ分けていました。話す場面・内容に応じて、強弱やスピードを意識してみようと思います。
以上のように、初めて落語の世界に触れましたが、純粋に楽しかったですし、学びも多かったです。東京都内には、他にも浅草、新宿、池袋などの演芸場がありますので、今後も寄席通いをしてみたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
第24期生 森谷
(以下はご参考です)
他にも「落語」を題材としたブログを書かれている方がおりますので、お時間がある方は併せてご覧下さい。
【事務局・藤川さん】落語から学ぶプレゼンテーションの秘訣
【17期・瀧澤さん】落語が教えてくれること
【次回10月「伝わる話し方」の講師・富岡さん】五街道雲助師匠
ありがとうございます。私は春風亭小朝の落語が大好きです。
感想と参考になったポイント、とても勉強になりました。私もまず行動してみなければと刺激を受けました。ありがとうございます!
やはり臨場感溢れて一体感がうまれるのは生で観るからですね。うちの家族は落語好きでたまに観に行っているようですが、次回は私も違和感に取り組む意味でも出掛けてみようと思います。
投稿をしていただきありがとうございました。
実は、先週日曜日に妻も巻き込み、2回目の落語鑑賞に行きました。柳谷こゑん師匠の「おでん」と言う演目が非常に面白かったです。純粋に楽しめますので、皆様も是非落語の世界へ。