こんにちは、稼プロ!23期生の曽我剛です。今回はミュージカルについて書きます。
3月上旬に地元の市民ミュージカルを家族で観に行きました。実は私もそのミュージカルに昨年を含めて過去に参加していました。小学1年生から60歳を超えた方まで、幅広い年齢層の方が参加しているミュージカルです。歌、ダンス、演技などの稽古が約半年間続き、稽古の時間もかなりあって参加するのが大変でした。
大学時代に英語劇に関わったことがきっかけで、舞台やミュージカルに興味を持ち、社会人になって時々観劇に行くようになりました。ロンドンやニューヨークなど海外でもミュージカルを観に行きました。日本は欧米と比べると、ミュージカルを観に行く壁が高いように思います。子どもの頃からミュージカルに触れる機会が少なく、また日本で上演されているミュージカルも少ないと感じます。ミュージカルがもっと身近なものになってほしいものです。
観るのは好きでしたが、まさか自分がミュージカルに役者として参加することになるとは思ってもいませんでした。地元の自治体で市民ミュージカルの参加者募集を見つけ、娘を参加させたことがきっかけでした。娘も初めての体験で苦労が多く、私がいろいろと練習をサポートする必要がありました。時には私が保護者ボランティアとして稽古場に同席したり、台本を読み込んで家で娘の練習に付き合ったりなど、手助けをして何とか無事に本番を終えました。結局私もかなり時間を費やしてしまったので、「どうせ時間を使うのなら、自分も役者で参加した方が娘をサポートしやすいし、ミュージカル好きな自分にも良い経験になる」という安易な考えで翌年から参加したのでした。
市民ミュージカルをやってもっとも良かったことは、「良い作品を上演して観客に喜んでもらう」という1つの目標に向かって、役者やスタッフ、関係する方々が長い期間稽古に励み、本公演終了後にみんなで感動して喜び合う、ということを味わえたことです。社会人になるとなかなか経験することのできない、学生時代の部活のような感覚です。また今までとは異なる様々な方々とのネットワークができるのも魅力です。小学生の子供たちとも仲良くなりました。
市民ミュージカルへの参加は教育的な意義が非常に大きいと個人的には思っています。地元にもし類似した活動があり、小学生のお子様がいらっしゃる場合は、ぜひ参加をお勧めします。小学生が市民ミュージカルに参加するメリットはいろいろあり、主なものを挙げると下記のとおりです。中高生の方にもお勧めですが、初めて参加する場合は、早いうちが良いと思います。
・年齢層の様々な人と交流し、社会性を育むことができる。
・半年にわたって本番に向けて練習していくので、計画を立てる力や試練を乗り越える力などが鍛えられる。
・歌、ダンス、演技をすべてやる必要があり、様々な技能の向上が図れる。
・シーンに合わせて状況を想像し、理解し、考えて演じる力が鍛えられる。
・ミュージカルを努力してやり遂げると、成功体験として将来に生かせる。
ビジネスの観点でもいろいろと身につくことが多いはず(例えば、大きな声を出せる、大勢の前でも物おじしない、本番向けに集中力がつくなど)ですが、私自身は残念ながらあまり身に付いていないように感じます。どうも苦手意識を感じながらやっていたせいかもしれません。
念のためお伝えしますが、ミュージカルと聞くと、舞台上を飛び跳ねて爽快に踊る姿を想像する方がいるかもしれませんが、私は普通の素人のおじさんでもできる(それ相当の練習は必要)、市民ミュージカルのちょい役をやっただけにすぎません。誤解なきようにお願いします。
演技経験はないので想像するしかありませんが、度胸はつきそうな気がします。ある意味演技的な側面もあるプレゼンにも役立ちそうです。
私もミュージカルは好きなので何度か子どもと一緒に行っております。2人小学生になったら参加してみます。