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ペントアップ・デマンドで株式市場を理解する ~ ありがとうございました

2013-06-25 06:48:29 | 12期生のブログリレー
堀江でございます。

まずは「ペントアップ・デマンド」とう、たぶん聞き慣れない単語の説明から。

一般に「繰越需要」などとと訳されます。私は以前「積み上がり需要」と訳していました。

どういう意味か説明します。

例えば、乗用車の販売を例にとります。

まず販売台数の理論値を出します。市場で必要とする自動車台数は、自動車免許の保有者数と、一人当たりの保有台数により理論値を計算できます。更に、中古車の平均利用年数と、平均耐用期間により、中古車は何台走行可能なのか、よって新車は何台必要なのか、これも理論値を計算できます。図1が予想新車販売台数推移の例です。(日本を取り上げているわけではありません)
図1


図2はそれを線グラフ化したものです。
図2


これに対し、実際の新車販売台数は、その時々の経済環境によってブレます。例えば、図3が実際の新車販売台数です。
図3


図4はそれを線グラフ化したものです。
図4


その「新車販売の理論値」と、「新車販売の実績値」を比較したのが図5です。この中で、左の黄色丸は理論値が実績値を上回っている状態、景気が良く、財布のひもが緩み、一斉に贅沢消費として新車取得に走っている状態です。
図5 やっとペントアップ・デマンドの説明


図5中右上にある黒丸は、理論値が実績値を下回っている状態。これが「ペントアップ・デマンド」が発生している状態です。

もともとは米自動車株式アナリストのジャック・カーナンが、新車販売台数分析に多用した手法でした。

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さて、日本株の株価について。

5月から株価が乱高下しています。ヘッジファンドや高速取引、追加政策への期待など、いろいろ理由付けされています。

ですが、株価の乱高下について、私が考えるのは、次の2点です。投資家は、それぞれを理解したいはずです。

(1)新しい為替水準において、日本企業の収益構造がどのようになるのか
100円前後に為替が落ち着いたとして、収益はどのくらい増えるのだろうか。

(2)国内景気回復の指標が出るとして、それはペントアップ・デマンドの解消によるものなのか、それとも市場が拡大を示すのか

ペントアップ・デマンドは、あくまで一時的な需要です。市場全体が拡大したのではなく、買い控えを解消に際し起きるデマンドです。

日本景気の長年の低迷と、将来への不安から買い控えが起きていることは間違いありません。多分その一部が解消されるでしょう。

市場が拡大し、需要が伸びるのは、図2理論値の線グラフ傾きが、より急になる状態です。

投資家は、では傾きはどのくらい急になるのか、理解したいのです。

この(1)為替の長期的影響、(2)ペントアップ・デマンド解消のインパクトと、その後の成長度合い、にコンセンサスがないうちは、上がったり、下がったりが続く。多分夏ぐらいまでは方向感のない相場になるのではないでしょうか。

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鴨志田先生、講師・運営の皆様、12期の皆様、OBの皆様、1年間お世話になりました。ありがとうございました。

熱意が込められ、完成度が高く、有益なマスターコースでした。

ただその後の親睦会の熱意も高く、いつも飲み過ぎてしまい、半分くらい内容を忘れてしまった気がします。

ですので、卒塾後も一聴講生として度々参加させていただきたく、これからも宜しくお願い致します。
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1年間ありがとうございました。

2013-06-24 22:55:14 | 12期生のブログリレー
村田茂雄です。

プロコン育成塾に参加して、あっという間の1年間でした。
短い間でしたが、大変お世話になりました。
鴨志田先生、亀田先生、田中先生、林先生、富岡先生、金子先生、大草先生、12期生の皆様、
ありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願い致します。


近況報告になりますが、プロコンの次のステップとして、
鴨志田先生からご紹介頂いた「ビジネス書出版アカデミー」に今月から参加しております。

なぜこのアカデミーに参加したかというと、
私の人生の目的が「周りに少しでもプラスの影響を与えて、幸せになってもらいたい」であり、
これを達成するための1つの手段が出版であるからです。

私が出版にこだわる理由は、
私が大学生の時に1冊の本に出会い、その本の影響で人生が良い方向へ変わったという経験から、
自分自身も本を通して誰かの人生に少しでも良い影響を与えたい、
と思っているからです。

ここで私の人生を変えた本を紹介します。
その本は、スティーブン・R・コヴィー著の『7つの習慣』(キングベア-出版)です。

その本に出てくる第一の習慣の主体性を発揮するの章で
「人間は刺激と反応の間に選択の自由を持っている」
という文がでてきます。

どういう意味かというと、
「私たちの行動(反応)は、周りの状況(刺激)からではなく、私たち自身の(自由な)選択によって決まる」
ということです。
具体的には、
例えば、天気が悪いという外的な刺激に対して、
気分が落ちて仕事が捗らないという反応を示すか、
天気なんか関係ない、いつも通り最大限の努力をして仕事をしようという反応を示すか、
それは自分自身が好きに選ぶことができる、ということです。

 この本と出会うまでの私は、外からの悪い刺激に対して、必然のように悪い反応を示していましたが、
この本と出会い、刺激に対してどう反応するかは自分が自由に選べるという当たり前のことに気付かせてくれました。
そして考え方が変わり、それが私自身の考え方の土台になっています。


私も誰かに良い影響を与え、誰かを少しでも幸せにしたい!という想いを胸に、
商業出版を目指し、頑張っていきたいと思います。
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育成塾の皆様、1年間ありがとうございました

2013-06-23 20:00:00 | 12期生のブログリレー
 こんにちは。村山です。
 とうとう「稼げる!プロコン育成塾」12期生として、最後のブログとなりました。
 鴨志田先生をはじめ、講師の先生、事務局の金子さん、大草さん、12期生の皆さん、ほんとうにありがとうございました。

 1年前は、まだ中小企業診断士となれた喜びの余韻が残っており、独立に対して少し安易に考えていたところがありました。でも、この1年間、育成塾で多くのことを学ぶ中で、プロの厳しさ、そして自分の知識、能力の欠如に気づかされました。
 しかし、話す、書く、診る技能を教えていただくとともに、「誠意・熱意・創意」というプロコンとしての姿勢、あり方も教えていただき、入塾して良かったと思っています。自分の世界が確実に広がりました。また、1年間、毎回出席(2回ほど半日となりましたが)できたことは、自分でも満足しています。

 4月から管理職となって、人前で話したり、書いたりする機会も増えています。テキストを見返して準備することもしばしばです。仕事の上でも、学んだことが活きています。「誠意・熱意・創意」はまだ実感を伴って身についてはいませんが、どの仕事でも基本となる心構えだと思います。今年は、仕事で手一杯となってしまい、診断士の活動がほとんどできない状況ですが、今の仕事を通じて、育成塾で学んだことを自分に染み込ませ、磨きをかけていきたいと思います。

 仕事にも慣れ余裕ができましたら、また来年くらいから診断士として活動する時間を作りたいと考えています。
 そして、この育成塾で出会えた皆さんとのご縁を大切にしていきたいと思っています。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
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1年間ありがとうございました。

2013-06-22 02:03:26 | 12期生のブログリレー
12期生山岡です。

このブログも最後の当番になりました。この1年、当番がまわってくるたびにネタを考えて投稿するのに結構苦労していたのですが、最終回を迎えるにあたり今はそのような苦労が楽しい思い出として思い出されます。今はやりきった充実感でいっぱいです。


この1年、プロコン塾で多くのことを学びました。今後、学んだことを自分の血肉として活かしていかなければなりませんが、ここで、特に印象に残っていることについて振り返っておきたいと思います。

・プロコンの心構えを学びました。特に「徳と欲」の考え方は今後も大切にしていきたいと思います。
・DiSCを通じて、人のタイプ別に接し方を変える重要性を再認識しました。
・國貞先生の特別講義で、ドラッガーの教えと改めて向き合う貴重な機会を得ました。
・論理構成の仕方を学びました。会社員としての企画書の作成にも大いに役立っています。
・自分がプレゼンの時にどう見えているのか、他の方からのフィードバックでよくわかりました。

 いろいろ考えた結果、私自身は当面はプロコンを目指すのではなく今の会社に貢献していきたいと思っていますが、プロコン塾で学んだことは会社員としても役立つことが多いと感じておりますので、どんどん活用していきたいと思います。

 また、せっかくプロコン塾を通じて得られた多くのご縁を大切にしていきたいと思います。

 鴨志田先生、講師の皆様、金子さん、大草さん、同期の皆様、どうもありがとうございました。
 今後とも、ぜひよろしくお願いいたします。

山岡達也

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1年を振り返って

2013-06-20 10:23:54 | 12期生のブログリレー
12期生の大川鉄太郎です。
リレーブログを書くのもこれが最後になりました。
一昨年の合格とあわただしかった実務補習を経て、プロコン塾が始まりました。
並行してBCGのコンサルティング講座の基礎編と実践編も受講しました。
正直、大量のインプットがまだ消化不良状態です。
 17日(月)にamazonのビジネスモデルについてお話しする機会がありました。
プロコン塾で指摘されたことを念頭に一生懸命準備して臨みましたが、まだ
なかなか思うようにはいきませんでした。しかし以前なら自分の世界で話して
いるようなスタイルでしたが、指摘を受けて改善の意識を持っていました。
一つ一つ実践していこうと思います。
 ここで得たつながりを大事にしつつ、これから自立を目指します。
いろいろお世話になりました。
これからもよろしくお願いします。
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