東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

葛飾北斎

2015-11-25 21:00:47 | 事務局からのメッセージ

皆さん、こんばんは。
「稼げる!プロコン育成塾」、事務局の三好康司です。

寒くなってきましたね。皆さん、風邪などひいておられないでしょうか。健康には注意しましょう。

私は、ご縁があり、現在墨田区の仕事をさせてもらっています。墨田区生まれの有名人と言えば、葛飾北斎、勝海舟、王貞治、大橋巨泉、いかりや長介などがいますが、今日は葛飾北斎(以下”北斎”)のお話を。私のスマホケースも 北斎の「凱風快晴(赤富士)」です。

北斎は、江戸時代後期の1760年に武蔵国(現:墨田区亀沢)で生まれ、1849年に89歳で亡くなりました。当時の平均年齢から考えると超長生きです。代表作は「富嶽三十六景」、「北斎漫画」等、生涯に3万点を超える作品を発表、版画だけでなく、肉筆浮世絵にも優れていました。この北斎、調べてみると、かなり個性的な方です。どう個性的かというと。

1)無頓着
画工料は、通常の倍貰っていたにも関わらず赤貧だったようです。貰っても、その包みを解かずそのまま放置、米屋などの請求がきたら、中身の金額を数えずそのまま包みごと投げて払っていたといいます。また、家の掃除にも無頓着。一緒に住んでいた娘に「昨日の晩まであった蜘蛛の巣はどこへいったかお前知らないか?」と尋ね、ずっと気に病んでいたとか。

2)引越好き
北斎は生涯で93回引越したそうです。一日に3回引越したこともあるようです。そのように引越を繰り返した理由は、絵を描くことに集中しすぎたため、部屋が荒れたり汚れたりするたびに引越したことが原因とか。

3)プライド
シーボルト事件で有名な医師、シーボルトから「日本人男女の一生を描いた絵、2巻を150金で描いてほしい」と言われた時のこと。 シーボルトは、絵の引き渡し時に値段を半値に値切ってきます。北斎は「初めから半値の75金と言われれば彩色を変えるなど描き方もあったものを」とシーボルトに言うと、シーボルトは「では1巻だけ75金で買う」との回答。北斎は憤慨し、2巻とも引き渡さず持ち帰ります。北斎の妻は「生活は貧しいし、その絵は他に売れるようなものでないのでお金に変えればよかったのに」と北斎に詰めよります。すると北斎は「外国人に、日本人は人を見て値段を変えると思われたくない」と毅然として妻に言ったそうです。その後通訳を通じこの話が伝わり、150金は無事支払われたとか。

皆さん、このような個性的な北斎が生まれたまち墨田区へ、また足を運んでみてくださいね!

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製品の三層概念を思うこの頃

2015-11-24 08:00:00 | OB生の近況報告・活動報告

ご無沙汰しております。14期生 木村洋一です。しばしお付き合いお頂ければ幸いです。



 このところ、このブログリレーで、 「 食 」 をテーマにした内容が多いですね。
以前もこのブログで、おいしいものを飲食店で食べる時のことを書いたことがあったと思います。
確かにお店から提供されるのは、料理という 「 物 」 かもしれませんし、それに付随する 「 サービス(接客) 」 でしょう。
でも実際に我々が感じているものは、料理を食べて 「 おいしい 」 と感じる感情や、
家族とか親しい仲間とかと楽しく過ごせる豊かな 「 時間 」 という 「 無形 」 なものだと思っています。
いくらおいしいメニューが揃っていても、楽しく心豊かに過ごせないお店では、 「 今度はあの人と来よう 」 とか
 「 ぜひあの人に紹介しよう 」 などと思わないのではないでしょうか?

 

 以前、診断士の受験時代、1次試験の企業経営理論、
マーケティングの分野で 「 製品の三層概念 」 ということを学びました。
ご記憶の方もおられるかと思います。
注目しなければならないのは 「 核 」 の部分であり、
製品開発では、この 「 核 」 の物質的側面だけを見ていると
 「 マーケティング・マイオピア(マーケティング近視眼) 」 になり、
本質をはずすことになる、というものだったと思います。
 なんかちょっと 「 哲学 」 っぽいですが、最近、このことを
ふと考えてしまうことが多くなりました。
年を喰ったせいでしょうか・・・。(笑)

 先日、電気掃除機を買いに行きました。
確かに私が買ったのは電気掃除機という 「 物 」です。
でも私が電気掃除機を所有すること自体に喜びを感じている
わけではないのはお分かりですよね。
あくまでもほしいのは 「 きれいになった部屋 」 ですし、
もっと深く考えると、そのきれいになった部屋を見て
 「 気持ちいい 」 と感じることです。

 さて、 「 相手の立場に立って考える 」 とは
よく言われることです。
製品の三層概念と同じにしていいかわかりませんが、
相手の 「 核 」 みたいなものをしっかり
理解している必要があると思います。
診断士にしてみると、支援に入らせていただいている企業様にとって、
本当に良いこととは何かを考えることでしょうか。

 以前、支援先で中々新しい方向へ踏みだせないでいる状況が感じられました。
人間、普通そう強くはないですから、なかなかできないことですよね。
でも、新しい方向に活路を見出さないと、この先厳しい、 つまりそこが 「 核 」 と思いましたから、
あまり良い顔をされないかもしれないのを覚悟で、あえて提案に盛り込みました。
 反論の意見が無かったわけではないのですが、納得して頂いた方も結構いました。
特にこれから先がある若い人の方に理解して頂けたは良かったと思います。
少しでもご理解が得られたことで、私も 「 話して良かった 」 と思えました。
私自身が 「 核 」 に迫らないと、相手も 「 核 」 には踏み込んできてくれませんよね。

 先ほど述べたように、診断士の提案をコンテンツと考えた時、 「 製品の三層概念 」 が当てはまるかどうかわかりません。
しかし、少なくとも私にとって、いい勉強であったことは間違えないです。

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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株式上場

2015-11-23 22:34:32 | OB生の近況報告・活動報告

こんにちは!

11期生の酒井利之と申します。

4か月ぶりに機会をいただき、投稿させていただきます。

 

少し前に郵政3社の株式上場が話題になりましたが、現在私が勤めている会社も先日株式上場を果たしました。

私もプロコン…ではなく、実際に手(と頭)を動かす側で上場準備に携わる仕事をしており、

水面下で進めておりましたが、ようやく表に出せるようになりました。

 

株式上場は上場準備中や上場後もコストがかかりますし、

規程、内部統制、IRといった会社の体制の整備も求められます。

そういった点では、特に中小企業にとってはある意味デメリットとも解釈できると思いますが、

その反面、メリットも資金調達に留まらず知名度の向上、それに伴う販路の拡大、売上の向上など享受できるものもあります。

審査もあるので、必ずしも誰もが上場できるわけではなく、また必ずしも上場が良いことばかりではないと思いますが、

企業の成長のためのひとつの手段として検討の余地はあるのではないかと思います。

 

ところで、上場した甲斐はあったのかって?

それはこれからにかかっています。

 

それでは、簡単ですが本日はこの辺で。

また機会があればお目にかかりましょう。

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自尊心のお話

2015-11-22 20:51:44 | OB生の近況報告・活動報告

こんばんは、12期生の岡本です。

『夢をかなえるゾウ』を今更ながら読んでみたのですが、
「人は自分の自尊心を満たしてくれる人のところに集まる」という
表現が妙に気になりました。


ちなみに日本語では自尊心とプライドというのをよく混同しますが、
英語では全く別の概念だそうです。
 Self-esteem(自尊心)、Pride(うぬぼれ) 
 
 
例えば難しい仕事を頼まれる時に、「どうせ無理だろうけどやってみな。」
と言われると何となく自尊心は傷つきます。
逆に、「君ならきっとできる。期待してる!」 と言われた場合、
自尊心は満たされ、本人の仕事の取組み方は前者と全く異なるでしょうし、
もしかしたら結果も異なってくるのではないでしょうか。


昔の自分を思い返してみると、自尊心を満たしてくれるような上司がいた時は
本当に気持ちよく長時間労働させていただいてました(笑)


仕事だけに限らず子育てや近所付き合い等で相手の自尊心を満たせれば
人間関係は円滑になるような気がします。
そもそも、自尊心を満たすというのは相手をおだてるのではなく、
一人の人間として尊重することだと考えれば当然なのかもしれません。 


ただ、部下や後輩、子供といった、何となく自分より下だと思いがちな人に対しては
相当意識して接しないと、ついつい相手の自尊心を傷つけてしまいがちです。 
叱ることや指導することは当然出てきますが、相手を尊重しているという気持ちも
併せて伝える等の工夫も必要になってくるような気がします。

 

先日、ちょっと子供に嫌な叱り方をしちゃったので、大いに反省しながら書きました。
自尊心を傷つけてくるような人とはあんまり一緒にいたくないですもんね。
甘やかすのではなく、尊重する接し方を模索してきたいと思います。 

コメント (3)
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なぜ2度と来ないのか

2015-11-21 00:10:13 | 15期生のブログリレー

鍛造TKです。

皆様、飲食業を題材に実務診断実習を楽しんでますね(?)

普段、一ユーザーとして、飲食業に接するだけで、経営側の視点で真剣に考えることは、あまりありません。良い機会です。

GOOGLEなり、YAHOOなり “飲食 繁盛 成功 コツ”などと 思いつく単語を入れると、大量の見出しが出てきます。

参入したい人達、成功したい人達、そのニーズを使いたい人達、反省している人達が多く、、、解決は簡単でない、対策アイデアはいくつもありそう 故に 見出しが大量なのでしょう。

 

そんな中、こんな記事を見つけました。「あのお客はなぜ2度と来ないのか」http://nr.nikkeibp.co.jp/report/201503/index.html

新規顧客はもちろんですが、固定客の確保は、永遠のテーマのようです。

大分県の もつ鍋屋さん(リピート率9割)をケースにいくつかのポイントが紹介されてます。

●田舎故、相対的に少ない顧客層に贔屓になってもらう必要がある・・・だからと言ってオールマイティな居酒屋にはせず、特徴付け。

○選ぶ楽しさ(複数の味付け。飽きさせない)→ただし、主となる材料は共通化(在庫管理)

○「地元産」の野菜(愛着、地元愛)

○売りのもつ鍋料理は(1)お客自身が調理(スタッフの手間削減)→節約できた手間の分をサイドメニューの充実へ(飽きさせない) (2)鍋としては 相対的に高い価格設定が可能 

 

当然ながら、世の中にはいくつもの成功例、その秘訣はあると思います。ただ、その秘訣が容易に見つからない、実行できない、継続できない、修正できないので、結果なかなか成功できないのでしょう。 野村克也(元)監督の、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を思い出しました。

 

ところで、「日経レストラン」なる雑誌の存在も新たに知りました(私のいる業界向けにも日経XXがありますが・・・手広いですね)

 

色々と勉強になります。

コメント (4)
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