こんにちは。講師の大草です。
先週の土曜日(4/23)は稼プロの9回目の講義日でした。
今回も「話す」スキルの講義の中で、塾生のみなさんにプレゼンを
していただきました。
そして、プレゼン後に塾生・講師全員からフィードバックがありました。
プレゼンは事前準備や練習が大事だといわれます。
話の構成を練ってしっかりと組み立て、何度もプレゼンの練習をする。
そうすることで、プレゼンの質が高まると思います。
準備や練習が不十分だと、聞き手にそれを見抜かれてしまうことがあります。
一方で、十分に準備されている場合は、それが伝わってきます。
特に準備しなくてもうまく話せるようならいいですが、
どうせなら聞き手の心に響くプレゼンをしたいですよね。
準備不足だと思われてしまい、話の中身と違うところで印象を悪くしてしまうのは
もったいないと思います。
とはいえ、準備ができないときもありますよね。
その時は今できる最大限のことをするしかないのかもしれませんが、
できることなら準備してプレゼンができるといいですね。
その方がきっと良いプレゼンになりますので。
14期生の長田です。
4月1日からシンガポール赴任予定でしたが、準備が間に合わず6月頃まで東京ベースで仕事をしています。
この3か月、長―い会社人生で1回も経験したことのない「情報セキュリティ」という分野の仕事に挑戦中。サプライチェーン担当ビジネスプロジェクトマネジャーの観点から、情報システム部隊との連携は常時ありましたが、情報セキュリティ分野というのは初体験です。そしてその分野の情報エンジニア部隊がインドのバンガロールにいるため、インド出張も初体験。
異文化間コミュニケーションには慣れていると思っていましたが、「情報セキュリティ」分野という異文化、シンガポールやインドという東南・南アジアという異文化との遭遇が一度に来て、「世の中にはまだまだ私の知らないことが一杯あった!」と再認識させられる毎日です。
まずは情報セキュリティ。かなり新しい分野で勃興期だと思っていた私の認識は甘く、10年以上この分野で仕事をしているプロが既におおぜいいました。また、開発中の技術など、日本企業の知的財産が悪意を持つ海外企業からこんなにも狙われているとは思ってもみませんでした。
一昔前のハッカーたちは自分たちのハッキング技術を見せびらかしたい、という個人的な満足感で動いていましたが、いまやハッカーたちの侵入の試みの記録を見ると「平日、9時から5時、正月休み等の長期休暇中は休み」です。つまり、どこかの私企業・公的機関等の担当部署が、組織的に業務として行っている所業なのです。
それなりに歴史のある分野といっても、日本ではまだ日が浅いようで、業界用語が全てカタカナ英語。しかも通常ビジネスとは異なる意味で使われています。シグネチャ、コンプロマイズ、エクスプロイト。皆様、意味分かりますか? それぞれ、「侵入を識別する方法を定義するルール」「不正侵入」「プログラムの脆弱性を攻撃するためのプログラム」の意味です。何だか、新たな外国語を勉強している気分です(泣)
それに、インドという南アジア文化、シンガポールという東南アジア文化との遭遇も、新たな発見でした。
「これをやって頂けますか? 無理なら是非お知らせくださいね」とか、「日本にいらした時に鎌倉にお連れしますよ。いかがですか?」などと連絡し、なんとなく言葉の端々および雰囲気からYesなのかなーと思っていると、直前になってNoだったことが分かる、という次第。
ここで初めて、「ははあ。アメリカ人や欧州人が日本人に対して持つ感覚はこれかー」と腑に落ちました。つまり、何か事情があって出来ない時も、はっきりNoと言うのは憚られるので、「はい、はい。なるほど。いいですねえ。善処します」と言う。欧米人は「おお、賛成してくれた」と思い込むのですが、日本人としてはそのような発言を聞けば、「ああ、これはNoだな」と分かります。
まだまだDiscoveryの旅は続きそう。みなさま、シンガポールへのお越しをお待ちしております。
ご無沙汰しています。13期本間です。
昨年度まで2社の業務を統合するという仕事をしていました。
今回は業務統合を進める上でのアプローチについて考えたいと思います。
統合対象として大きく「業務」と「システム」があります。
皆さんだったら、どちらを先に統合の検討を進めるでしょうか?
1)業務を先に統合する
個人的には、業務から検討するのがあるべき(理想的な)方法なのではないかと思います。
両社の業務フローを見比べて、どちらかの業務に片寄せするか、統合した新たな業務フローを作成するという方法があります。
前者については、2社の間によほど力の差がない限り、お互いに今の業務を変えることに大きく抵抗があるわけですから、調整に大きく時間が掛かります。後者はいわゆるBPR(Business Process Re-engineering :ビジネスプロセス・リエンジニアリング)に近い内容ですのでさらに時間がかかります。
業務が固まった後に、それに適合するシステムを導入するので無駄のないシステムが構築できるメリットがあります。その時に既存システムではなく、新たなシステムを導入する場合は、そのシステム規模が大きければ大きいほどリスクも大きくなります。(一般的に、新システムの導入はリスクがあるため)
2)システムを先に統合する
リスクが低く、統合までのスケジュールが短縮できる方法でないかと思います。
経理、人事、総務等のバックグラウンド系の業務については、ITベンダーからパッケージソフトがあり、よほど特殊な業務を行っていない限りは、たいていの業務をカバーできます。
システムの統合から進めた場合は、その時点で新たなシステムを導入するという選択肢はあまりなく、どちらかの会社のシステムに寄せるケースが多いのではないかと思います。
統合される側は新たなシステムを使ってどのように業務を使うかを検討が必要ですが、統合する側はあまり気にすることはありません。
また、一旦システムを統合してから業務統合を進める場合、パッケージソフトの機能が制約条件になり、あるべき業務を延々と検討しそうなところを、システムの制約条件があるおかげで検討も発散しづらくなります。(ケースによっては、そこで今のシステムではだめ、という結論になることがありますが)
外部要因として資本関係、業務の類似度等があるのでどちらが正しいということはありません。
ただ、顧客の目標とゴールに照らし合わせて、どのアプローチを選択するかはコンサルタントの腕の見せ所かなと思います。
15期の川田です。
ビジネスにおいて、戦略や戦術、計画といったことがいかに重要かはよく言われることですが、結果が出るかどうか、つまるところそれを実践できるかどうか次第です。
さらにいうと、結果や成果がでるかはそれを実践する組織と人 次第ということになります。
私は 人事や組織の領域について関心をもっていますが、行動科学や心理学というのがとても興味深いです。
古くから科学的経営、マグレガーとかアージリスとか、われわれ診断士には馴染みの深い名前がありますね。
組織や人のパフォーマンスにおいて「心の持ち方が成果に大きく影響を与えている」という点です。
つい先日、コーチング関係の友人から紹介された本がとても面白く参考になったのでご紹介します。
その本の一節ですが:
どんな感情も、自分の思考から生まれることがわかれば、原因はどこか外にあるという考え方は自動的に一掃されて、あなたの心はクリアーになり、今という瞬間に集中できるようになります。
心がクリアーになると必ず、あなたが持って生まれた知恵と広い視野をもって世界を見つめられるようになります。会話、問題、ミーティングなど、あらゆる物事に対するアプローチも必ず変わるでしょう
行動心理学の本はいろいろありますが、この本の着眼点は新しいように感じます。
個人の成果、組織の成果、リーダーシップ、など、経営課題としてよく上がるトピックですが、この本が紹介している考え方は人へのアプローチに大きく参考にりなました。
本の内容に対して、タイトルに違和感を持ちますが、これは書籍販売においてキャッチィな「フック」が必要なのでしょう。
出版社はダイヤモンド社ですし、いわゆる自己啓発本的な内容とは違う印象です。
コーチングなどに興味をあおりの向きにはぜひお奨めしたい本です。
『瞬間モチベーション ~ 結果を出す人の驚くべき思考法』 by シャンタル・バーンズ、ダイヤモンド社。AMAZONにあります。
http://www.amazon.co.jp/%E7%9E%AC%E9%96%93%E3%83%A2%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E2%80%95%E2%80%95%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%99%E4%BA%BA%E3%81%AE%E9%A9%9A%E3%81%8F%E3%81%B9%E3%81%8D%E6%80%9D%E8%80%83%E6%B3%95-%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA/dp/4478067414/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1461281015&sr=1-1
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