皆さまこんにちは。 稼プロ!20期生の岡崎です。
先週の日曜日に東京でも緊急事態解除が宣言されました。ただし未だ経済の先行きは不透明な状況です。 景気づけとして、久しぶりに「コロナ禍中でも稼ぐ(私の周りの)中小企業の社長」を次回と前・後編に分けて書かせていただきます。
今回ご紹介するのは、前期はコロナ禍でもノーダメージ、今期においても明確な自信を持ち日々美容室を経営しているMさんです。 壮年後期おやじの私が「美」容室について書く違和感を暫しの間ご辛抱いただき、最後までお付き合いくださるようお願いします。
M店主の店舗は杉並区南西部の閑静な住宅街にあります。 最寄りのK駅から徒歩で3分、商店の連なる通りに面した2階建、大手スーパーマーケットが向かいにあり、人通りも多く好立地です。
このM店主、色白で背が高くなかなかの男前。美容師歴は30年で一昨年に独立。自前の店舗を構え開業3年目となります。 コロナ禍中でも増収・増益を継続中の事業からくりを覗いてみましょう。
まずはM店主のお店、施術者は本人一人のみ、完全予約制、客室は2階。お客様は入店してから帰るまで店主以外と出会い接触することはありません。 窓を解放して換気をしても沿道側からノゾキ見されることが無くプライベートも保たれます。 業種上「密接」は避けられずゼロ密ではないですが、「密集、密閉」を回避した店内環境が、このご時世において強みとなっています。
またこのM店主、開業当初から50人の固定客を持っていました。 一昨年の独立時、店主についてきてくれた顧客は50人。私も技術を認めそうした顧客のひとりです。
ただし、固定客も時がたてば徐々に離れていくもの。 M店主は、新規顧客の獲得に向けて、チラシの配布によらず、ホットペッパーなどの検索サイトを活用しました。 あわせてInstagram、LINE等のSNS媒体も「多重」に使いこなし、スマホで情報収集する新しい客層に接触、獲得に繋いだのです。 現在、固定客を100人まで増やしています。
集客で利用した検索サイト側では、値引きクーポンの発行を強く薦めてきたようですが、そこはオプション追加の付随サービスのみで実施。 本質サービスのカットとパーマでは値引きせず、ウリの技術の安売りはしなかった。 このことも、今適正な顧客単価を実現・維持でき、経営が安定している理由の一つとなっています。
前編はここまでとさせていただきます。 今回の内容はオーソドックスな施策で「序章」に過ぎません。 次回4月13日の後編では、アイデアマンM店主の真骨頂、本業と関連しない「新規事業」や「資源展開」について書きます。
ご期待ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。