東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

中小企業診断士協会に入会する3つのメリット

2024-03-26 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは、事務局長の水口淳一郎(16期生)です。

あと少しで4月となり、新年度を迎えますね。
中小企業診断士の多くのイベントは4月に開催されます。
2月、3月の実務補習を経て、中小企業診断士の登録をこれからしようとしている方にとって、情報収集の非常に良いタイミングだと思います。

例えば、東京都中小企業診断士協会主催で、4月6日(土)に下記のイベントが開催されます。※ご興味ある方は、下記をご覧くださいませ。

一般社団法人 東京都中小企業診断士協会 スプリング・フォーラム2024


中小企業診断士協会に入っていない方は、協会に入会するか迷っている人も多いと思います。企業に勤めている方は、「忙しくて診断士としての活動ができそうにない」、あるいは「定年で会社を辞めるときに検討しよう」など。

入会するメリットはたくさんありますが、3つご紹介します。

1つ目は、協会のさまざまなイベント参加、協会活動を通じて、ほかの中小企業診断士とのネットワークを築けることですね。いろんな専門の診断士と繋がることができます。診断士として、楽しく活動したい、いずれ仕事をしてみたいと思っている人にとっては、人脈作りの良いきっかけになります。


2つ目は、月刊誌「企業診断ニュース」(電子書籍)を読むことができるようになることです。(一社)中小企業診断協会や(一社)東京都中小企業診断士協会のWebサイトでも役立つ情報が多く発信されていますが、企業診断ニュースにも役立つ記事が多数掲載されています。

ちなみに、今月3月の特集記事は、「ソーシャルビジネスの現状と支援のあり方」でした。昨年9月は「中小企業診断士の新しい伴走支援」。このように診断士として知っておいた方が良いテーマが多いです。ときどき、稼プロ!のOBが執筆していたりすることもあり、久しくお会いできてなくても、勝手に身近に感じています、笑。ぜひ、ご興味ある方はご覧ください。

※私も以前に記事の一部を執筆しました。テーマは「これからの診断士の国際化を考える」です。7年前に執筆しました。いまも国際化支援に関わる診断士活動をさせていただいています。ありがたいです。

3つ目は、継続して自己研鑽に励むことができる場を提供してくれることです。診断士は継続して研鑽していくことが大事ですね。東京協会の場合は、たくさんの研究会があり、協会に入会すると研究会の参加資格を得られます。また、自己研鑽の場としては、プロの経営コンサルタントとして活躍するためのプロコン塾やマスターコース(東京協会中央支部では、マスターコースと言います)もあります。

この4月、ぜひ新たな一歩を踏み出してみてくださいね!

稼げる!プロコン育成塾 事務局長 水口淳一郎(16期生)

----☆★おしらせ★☆------------------------------------

【稼げる!プロコン育成塾 24期生募集】

現在、24期生を募集しています!

稼げる!プロコン育成塾に興味、関心がある方は、下記説明会、講義見学会にお越しくださいませ。

申し込みは、下記のWEBサイトから承ります。

■説明会:4月8日(月)、16日(火)いずれも19:00~

■講義見学会:3月30日(土)【満員御礼】、4月28日(日)13:30~(最終講義)

詳しくは、稼げる!プロコン育成塾のWEBサイトをご覧くださいませ。

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夢の技術、金属3Dプリンター

2024-03-25 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。稼プロ!23期 柴田 純一です。

今回は事例Ⅲの頻出単語3Dプリンターについてお話します。

最近ある雑誌で「金属3Dプリンター」の記事を読みました。

金属も3Dプリンターで加工できることを知り、改めて革新的な技術だなぁ、と感心したのでご紹介します。

金属3Dプリンターの工法は、従来と全く逆の発想です。

金属の不要な部分を削って形にするのではなく、必要な部分を作っていきます。

具体的には、金属の粉末にレーザー光線を当てて30〜100μmずつ溶かして固めて積み上げていきます。

金属積層造形(AM:Additive Manufacturing)とも呼ばれています。

従来は機器が非常に高額で普及が進みませんでしたが、2021年頃より価格が下がり、少しづつ導入が進んでいるそうです。

金属 3Dプリンターの一番の特徴は、従来工法では製作不可能な複雑な形状が造形できることです。例えば、従来の工法では困難だった金属内部の加工も可能です。

具体例な活用事例をご紹介しましょう。プラスチック樹脂を成型する金型の冷却にもこの新技術が活用されています。

金型に充填される原料樹脂は 、200〜600℃と非常に高温となり、金型を冷却する必要があります。

従来はドリルで金型に水を通す穴を作り、金型を冷却していましたが、水管を真っ直ぐにしか通せないため、金型全体を均一に冷却するまでに時間を要していました。この冷却時間を短縮することが工程上の長年の課題だったそうです。

金属3Dプリンターがこの課題を解決しました。金属3Dプリンターは、外側から削ることができない内部の加工ができるため、金型の形状に合わせて曲線を組み併せた水管を通すことができるようになり、冷却時間を大幅に短縮できたそうです。

従来冷え難かった場所を直接冷やすことが出来るようになり、冷却効率が高まり、生産効率が上がったことに加えて、冷却ムラがある場合に発生する金型への焼付き等の不良品が大幅に減り、品質の向上にもつながったそうです。

正にイノベーションですね。

その他にも金属3Dプリンターには、①強度を維持しながら軽量化が図れる、②部品数が減り溶接等が不要となるため、作業を効率化できる、③多品種を同時に製造できるため納期を短縮できる。等のメリットがあります。

金属3Dプリンターは、どのような形も作ることができる夢のような機械ですが、取り扱いに高度な技術が必要な上、まだコストも高く、従来工法で作れるモノを金属3Dプリンターで製作してもコストメリットは出ないようです。

金属3Dプリンターを活用するためには、この特徴を最大限『付加価値』に変えることのできる『製品設計(=Design for Additive Manufacturing)』が成功の鍵になるそうです。

現状日本は、海外と比べて3Dプリンターの普及が遅れています。装置が高価という理由の他に、設計の発想が追い付いていない面も大きいそうです。

工法による制限がなく、デザインが無限大の条件で最適な設計する、という発想の転換にまだ慣れていないようです。

DXとも似た話のように思います。

かつては世界を席巻した日本のモノづくり、この分野では世界に遅れは取りたくありません。

巻き返していくために、我々中小企業診断士も自由な発想力を磨いていきましょう。

 

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不如楽之者

2024-03-24 12:00:45 | 23期生のブログリレー

稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。
タイトルは、これを楽しむ者に如かず、と読み、全文は、「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」。
これを知る者はこれを好む者に如かず。 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず、と読み下します。
ある物事を理解している人には知識があるが、好きな人には敵わない。 ある物事を好きな人は、楽しんでいる人には敵わない、というのが一般的な現代語訳です。
そりゃそうだ、と思いますよね。筆者もそう思います。

さて、これを実践するとなると、いかがでしょう。意外と難しくありませんか。仕事は楽しくしないと、という人もよくおられますが、その姿勢を貫き続けておられる方は残念ながら少数のように思われます。

楽しいことだけでは、生活に必要な収入を得られないことが多いですし、他人が嫌がることを手掛けるから報酬が得られる、という見方は間違いとはいえません。
そもそも自分にとって、何が楽しいのか、というのは、分かっているようで分かっていないこともあります(少なくとも筆者はそうです)。
とはいえです!中小企業診断士は決められた仕事(他士業の独占業務のようなもの)がありませんので、活動範囲は広く多様です。
これは、楽しいと思える仕事に出会える可能性が高いということです。また、自然とそうなっていっているように、周りの方々を見ていると感じます。
これは有難いことです。

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究極の参謀を見抜く『10の質問』

2024-03-23 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさま、こんにちは。

稼プロ!23期生の佐野紳也です。

長谷部智也著「いたいコンサル すごいコンサル 究極の参謀を見抜く『10の質問』」(2016年、日本経済新聞社出版社刊)を読みました。

著者の長谷部さんは、東京工業大学大学院、ミシガン大学ビジネススクールを修了。三井住友銀行、A・T・カーニー、ベイン・アンド・カンパニーなどコンサルティングファームで経て、現在、アクセンチュア株式会社ビジネスコンサルティング本部マネジング・ディレクターをなさっています。20年以上にわたり、コンサルティング業界の最前線で活躍しています。

長谷部さんは、コンサルタント業界が玉石混交の状況であると考えています。そこで、企業は仕事を頼むとき、本物のコンサルタントをしっかり選ぶ必要があり、そのため次の「10の質問」をすることを提唱しています。

質問1 わが社の属する業界の歴史と構造変化をどう見ていますか。

質問2 今回お願いするプロジェクトの最終仮説は何ですか。

質問3 わが社の中期経営計画で鍵となる施策とその利益効果の根拠は何ですか。

質問4 わが社が競合に勝つために取るべき最も重要なアクションは何ですか。

質問5 わが社の周辺事業への展開についてどうお考えですか。

質問6 現在のわが社の戦略で誤っている点、見逃している点は何ですか。

質問7 わが社の「意思決定プロセスの特徴」をどうみていますか。

質問8 今回のプロジェクトは成功報酬でお支払いしてもよろしいですか。

質問9 過去のプロジェクトで最長のもの、最大の効果を出したものは何ですか。

質問10 今回のプロジェクトにあなた(パートナー)自身はどれだけの時間を使ってもらえますか。

これらの質問を最初にすることで、いたいコンサルを排除できるとしています。

10の質問には、コンサルティングファーム向け、大企業向けの質問もいくつかありますが、大半は、中小企業診断士が聞かれてもおかしくない質問です。こうした質問に対し、的確に回答できるようになりたいと思いました。

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暑さ寒さも

2024-03-22 12:00:00 | 塾長からのメッセージ

こんにちは、塾長の山﨑です

 

春の彼岸の墓参りと親族会で京都の実家に来ています。

昨日、3月20日は春分の日、二十四節気(にじゅうしせっき)では「彼岸」となります。正確には「彼岸の中日」で、その前後3日の7日間が彼岸となります。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年は全国的に冷え込んで、昨日今日、京都では最低気温1℃、最高気温9℃と季節外れの寒さで震え上がってます。

確かに「彼岸まで」なので、今日入れてあと3日は寒いということでしょうか。天気予報でも23日(土)からは雨ですが気温は10℃位上がるようです。

 

恒例の彼岸法要で菩提寺に行ってきました。お経、焼香、と一通り終わると住職の説法があるのですが、以前も紹介しましたが、この伏見のお寺の住職がまだ子供も小さく若い方ですが、とても勉強熱心で、話が分かりやすく面白く、いつも楽しみにしています。声もホーミーの発声ができて、京都芸大の客員教授もされています。

 

この住職が春秋の彼岸法要の度に、「六波羅蜜」の修行の話をしてくれます。

 

この時期は昼と夜、明るい時間と暗い時間が等しくなるという観念の元に「彼岸」と「此岸(しがん)」(あの世とこの世)(迷いの世界と覚りの世界)がもっとも近づくとされます。この期間に仏様の供養や六波羅蜜修行(ろくはらみつしゅぎょう・大乗仏教で説かれる6つの修行徳目)を行う事で、極楽浄土へ行くことが出来ると考えられています。

 

そもそも「彼岸」というのは梵語(古代サンスクリット語)の波羅密多( パーラミター)が語源で仏教で最も深奥の修行(彼岸行)」から来たものといわれます。煩悩と迷いの世界である現実世界【此岸(しがん)】にある者が、「六波羅蜜」(布施・持戒・忍辱・精進・禅定を通じて智慧の完成を目指す)修行をする事で「悟りの世界(仏の世界)」すなわち【彼岸(ひがん)】の境地へ到達することが出来るというものです。

 

この「六波羅蜜」の6つの修行「布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧」を毎回解説してくれるのですが、今回は完成の智慧についてでした。上記のように正確には5つの修行の結果智慧が完成するということです。知識を知恵に昇華させる塾の教えにも通じます。

 

その六つというのは、

・布施(物惜しみをしないこと)

・持戒(わるいことはしないこと)

・忍辱(にんにく・耐え忍ぶこと)

・精進(怠けないこと)

・禅定(心を落ち着かせること)

・智慧(ものごとを正しく見ること)

とされています。

この修行の総集編、完成形が「智慧」という訳です。

 

「智慧(ちえ)」 はものごとを正しく見る力のことです。

私たちには根本的に智慧が備わっていません。ものごとを正しく、すなわちありのままに見ることができず、自分の都合でものごとを見てしまうために、苦しみが生まれるのです。

ありとあらゆる情報が溢れる現在。そんな情報化社会のなかにおいて、 今、私たちには何は正しくて何が間違っているのか、情報を正しく見極める力が求められています。

ところが、私たちは自分の見たいものしか見なかったり、都合のいい部分しか受け入れなかったりします。そして、自分の都合だけで情報を組み合わせて判断し、行動しようとしています。そのギャップから生じる苦しみに、 私たちはさいなまれているのです。智慧はとても重要で、数々の修行の末に菩薩たちは、智慧を完成させることで悟りを開き、仏となるのです。

 

稼プロ!で最初の講義で学ぶ「太陽を狙え」はまさにこの「智慧」。ものごとを正しく見る力を養えと教えられます。そして、1年間の塾の学びはまさに「六波羅蜜」の6つの修行に通じるものがあると感じます。

23期も残すところあと2回となりました。最終講義の決意表明ではぜひご自身の「太陽を狙え」を語っていただきたいと思います。応援しています。

 

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