東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

プレゼンAI

2024-03-21 12:00:00 | 23期生のブログリレー

皆さまこんにちは、稼プロ!23期生の須藤佳代です。
来週末は稼プロ!「話すスキル」の講義内で、15分間のプレゼン発表があります。
初めて一人で15分間話すので、家族相手に何度も練習あるのみ…です。

先日あるおもちゃを見て、プレゼンもそのうちAIがやるのかも、とふと考えました。
それは、自分の声を一度登録すると、AIが音声を合成して、童話を読み聞かせてくれるおもちゃ「coemo」(株式会社タカラトミー)です。そういえば「子供が何度も同じ絵本を読んでというから、録音してリピート再生していた!」という経験談を何度か聞いたことがあります。そんな人に朗報だな~と思いながら、合成とはいえかなり本物に近いので、本物の存在意義ってなんだろうと思いました。
Cotomo」(Starley株式会社)という雑談・相談ができる音声会話型AIアプリもあり、読み上げだけではなく対話もできるとは、どんどん進んでいきますね!

さらに調べてみると、対話型バーチャルヒューマン「DeepAI」(クリスタルメソッド社)は、画面越しに相手の表情や声から心をくみとって適切な対応をすることができるサービスとして、オンライン診療やセミナーに実際に使用されています。画面越しの段階ですが、大画面やヒト型ロボットを利用してリアル会場での開催もできそうです。人手不足の解消、利用の手軽さなど、様々なメリットがありますね。
皆さま、プレゼンAIいかがでしょうか。

私はいまのところ、直接人間が話す方を聞きたいです。もともと動画講義も音声講義も、つい他事をしてしまって苦手だからかもしれません。話し手の視線があるからこそ、私は集中して聴いていられるようです。子どもたちは、オンライン授業や習い事を好む面もあります。一方、友達と一緒に受ける授業には、教え方も表現も様々な先生の話を直に聴く楽しさと温かさを感じているようで、どちらも好きなようです。

前回の講義で「ロールモデル」としてお話しくださったお二方はまさに、ライブ感を大切に、熱意が伝わり、話し手と聞き手が一体となるプレゼンでした。内容や話し方だけではなく、しぐさや表情、視線、話し手と聞き手の作りだす温かな空気も、伝えやすくなる要素ですね。

ひとまず前回の反省点と、富岡講師をはじめ皆さまからのアドバイスをもとに準備に尽力し、
同期のみなさまのプレゼンをとても楽しみにしております!

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地域おこし協力隊の可能性と課題について

2024-03-20 12:00:00 | 23期生のブログリレー

稼プロ22期生の塩谷です。

本日は地域おこし協力隊(以下協力隊)の可能性と課題について考えてみたいと思います。

私は長野県麻績村(おみむら)の方とご縁があって知り合い(以下Aさん)、定期的に情報交換をしています。麻績村は長野市と松本市のちょうど中間地点くらいにある、人口2,500名弱の小さな村です。この5年間で約1割の人口が減っており、平成28年(2016年)に総務省が発表した過疎関係市町村都道府県別分布図によりますと過疎市町村(過疎地域自立促進特別措置法第2条第2項)として認定されています。

麻績村では毎年2〜3名が協力隊として、大都市圏から入ってこられます。その方々は1〜3年の任期期間があり、現在9名の隊員が伝統工芸、農業、観光の分野で活動をしています。私はAさんを通じて、協力隊に参加し、現在は麻績村で事業を営んでいらっしゃる方々とお会いすることができました。お二人とも大都市圏からの移住者で今は地域で家庭を持って生活をされています。当然ですが、お二人とも「来て良かった」と笑顔でおっしゃっていました。今ではSNSでの情報を通じて活動を拝見し、時折会話もしています。また、Aさんとこういった移住組の方々がタッグを組んで新たな取り組みを始めています。今はまだ詳細を書くことは出来ませんが、首都圏に住む私はとってはなかなか出来ない、素晴らしい取り組みです。協力隊が地域の人口を増やすということが直接の目的であれば、あまり大きな効果は期待できませんが、その地域に新たなイノベーションを起こすことができれば、協力隊や観光とも違う形で人を集めることが出来るかもしれない、これこそが、協力隊の大きな可能性だと考えています。

一方、北海道の実家に帰った時のこと。地元新聞を読んでいると協力隊の活動経費を巡って、隊員と地域住民との間でトラブルがあったとの記事を目にしました。当たり前な話しですが、高齢化が進んでいる地域に若者が入ってきた時に受入側が何もせず「よそ者扱い」をすると入ってきた若者が辞めてしまう、或いは地域住民との軋轢を生むことになっていまいます。協力隊を成功させるためには、村役場や地域の方々が、在任中のフォローや任期後の事業支援や就職斡旋などを行う必要があるのですが、これが言うほど簡単ではなく、どの地域でも安定して行われるようになることが課題だと思います。

人口がどんどん減少する中において、コンパクトシティという考えは当然ではありますが、一次産業の発展や里山の自然環境を維持管理するうえでも、こういった過疎地といわれる地域を守ることも重要だと考えます。大都市圏にいる多くの診断士がこういった地域にも目を向け、出来る範囲でご支援することも大切なことではないかと考える今日この頃です。本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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復活!ホバークラフト@大分

2024-03-19 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさま、こんにちは。

稼プロ!23期生の南です。

 

 突然ですが、皆さんは、「ホバークラフト」に乗ったことがありますか?ホバークラフトとは、水上・陸上を浮上して航行する乗り物で、時速100kmほどのスピードが出ます。

【参考】

 ホバークラフト - Wikipedia

 私が乗ったのは、15年前大分市内のお客様に半年ほど出張で通っていた頃で、日本で唯一のホバークラフト定期航路として、大分空港と大分市内間を、別府湾を突っ切って約30分で結んでおり、このおかげで東京からの日帰り出張も可能でした。

 しかしながら、高速バスの倍ほどの運賃による利用客の減少や運営維持費(特にホバークラフトのメンテナンス費用)の高騰により、運用開始から38年目の2009年に惜しまれつつ廃止されました。

 当時廃止が発表されてから、ホバークラフト目当ての観光客が一時的に増えたようですが、「いくら珍しく観光目的になりそうでも、交通手段として収支が出なければ存続は土台無理だよな、残念」と思ったことを覚えています。

 

 あれから15年が経ち、2024年に大分のホバークラフトが復活に向けて動いています。利便性の向上はもちろんですが復活の判断材料の一つに、ホバークラフトによる観光面での効果も大きな理由としてあるとのことです。ホバークラフトの定期旅客路線自体が、世界的に見てもイギリスに一路線あるだけで、非常にレアです。

【参考:経済波及効果調査結果の概要 (pref.oita.jp)

 「大分空港海上アクセス運航事業に係る経済波及効果等推計調査結果について(大分県庁2021年10月)」によると、今後20年間で大分県への経済波及効果は614億円で、そのうち411億円がホバークラフト目的の観光客の増加によるものとのことです。

 廃止当時から”たった?”15年で、日本においても観光要素がビジネスの評価軸として重みを増しており、改めて観光立国化が進んでいるのだなと感じました。

 なお大分空港は、宇宙船の離発着に使用する「宇宙港」としても活用検討も進んでおり、ホバークラフトも宇宙を意識したデザインとなるそうです。

 温泉(別府・湯布院等)やフグ料理、美しい自然に加えて、ホバークラフトや「宇宙港」という強力な観光資源を手に入れ、ますます大分は盛り上がりそうですね。

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大災害と社長の背中

2024-03-18 12:00:00 | 23期生のブログリレー

 22期の常木です。最近は夕方6時過ぎてもまだ空が明るくて、夕方の明るさに気分が左右される私にとっては良い季節になってきました。サマータイムがある国で、夜9時近くまで明るいと本当に幸せな気持ちになるのです。昔、オハイオ州にいた頃、何時までゴルフができるか試してみたことがあります。夏の日の長い時期に夜の9時半過ぎまで何とかボールが見えてプレーができたのが、最も遅い記録です。北欧とか緯度の高い地域に行けば、一晩中でもラウンドできるのでしょうか。かなり疲れて後悔しそうですが。

 さて、私は企業内診断士なのですが、自分の責任範疇の中にサプライチェーンマネジメントがあります。医療機器業界なので、患者さんの事を考えると、どんな状況でも製品を病院に届けないといけない使命があります。ただ実際は、物流拠点である倉庫を江戸川区の平井に1つ契約しているだけなので、関東地方が災害に見舞われて倉庫が使えなくなったら目も当てられません。そこで一昨年より、日本の過去30年間の災害の恐ろしい写真をふんだんに使ったプレゼン資料を自ら作成し、本社のあるニュージーランドで、稼プロで培ったプレゼンスキルを駆使して啓蒙活動を行ってきました。地震に火山に台風による風水害、竜巻、津波など、話す内容には良くも悪くも事欠きませんでした。それがようやく認められ、西日本にも大きな倉庫を契約できる運びになっています。ついに、まともなBCP(Business Continuity Plan)を策定できる段階まで持ってくることができたと思っています。

 西日本倉庫の契約が締結され、今秋の倉庫立ち上げについては、プロジェクトチームを発足させ物流マネジャーを始めとしたメンバーに任せました。一方で、自分は全社BCPの策定に取り掛かりました。最終的な成果物としては、災害発生からの時間を横軸、各部門を縦軸にとった表ができれば良いと考えています。その表の中で最低限やるべきこと、その優先順位、誰がやるかを共通認識として持っておくことが、初動の早さを生むのではと考えています。ただ、この作業、結構なレベルの想像力が必要となっていて、東日本大震災時の混乱を極めた状況や、当時のメンバーとの議論を思い出しながら描いています。

 BCPを描くにあたっては、どういう状況を想定するかが結構大事です。私は、関東一帯に大地震が起こり、八丁堀の本社ビルは焼失、江戸川区の倉庫も一ヶ月使用不可、SAPと関東近県の通信が一時的にダウンして復旧の目処がたたない状況を前提としました。社員も自分と家族の生活と生命維持が最優先ですので、会社の仕事をしてくれる人数は3割ほどでしょうか。そういう状況では、いくら西日本の倉庫に製品がふんだんにあって、西日本の顧客が平常営業をしていても、カスタマーサービスが東日本にあり通信が遮断されていたら、普通に動いている西日本のお客様の注文も受けられず、せっかく立ち上げている西の倉庫は何の役にも立たないことが想像されます。通信機能の復旧を待つのか、カスタマーサービス機能を一時的に通信可能な地域に移転させるか、などの問題が付きつけられることになります。製品を待っている病院の患者さんのことを思うと、その責任は重大です。

 これはほんの一例で、実際はいくつもの重要な選択に迫られることになります。そのための準備という意味でのBCP策定なのですが、そもそも完璧なBCPなど描けるわけもなく、災害が発生したら臨機応変に対処しなければならないことだらけでしょう。しかし、なにもベースがないところから取るべき行動を考えるよりも、前もって様々なケースを想定して話し合う機会を持っておくことは決して無駄ではないと言えます。

  大混乱の状況の中で、策定されたプランを片手に、より素早く断固たる決断を下してビジネスを継続していくことは、あらゆるビジネスにとって重要で、社員はそんな社長や役員の背中からしっかりと学びを得るのではと信じています。

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新たな楽しみ方

2024-03-17 12:00:00 | 23期生のブログリレー

皆様、こんにちは。23期生の松田です。

最近の趣味としては、喫茶店や図書館で、youtubeで音楽を聴きながら、稼プロの課題や仕事、読書などマイペースな時間を過ごしています。以前は、若き日に没頭した80年代の洋楽を聞き漁っていましたが、最近では新しい方面も聞こうと邦楽にも手を染め始めました。当初はBGMとして流して、集中して勉強や課題、作業に取り組んでいたのですが、休憩時にふと画面に目を移すと、動画で表現される歌詞や映像の感性の鋭さに驚き、課題や仕事が手につかないときが(多々)あります。

 私が音楽をyoutubeで聴く理由は、今まで聞いていなかったアーチストの曲を聞く際に、投稿者がミックスリストやセットリストとして代表曲をまとめてあるのが便利だったからですが、「音楽を目で楽しむ」ことが一般的になっていることがわかってきました。

 それを痛感したのが、YOASOBIというデュオの「三原色」という曲です。

 幼馴染の3人のイメージカラーを、光の三原色である、赤、緑、青に見立て、大人になって久々に出会い、また日々の生活に戻っていく様子を表現した曲です。小さい頃はいつも一緒にいたので、子供のころのシルエットは、白(赤+緑+青=白)く、社会人になった彼らの日々の奮闘は、自立した一個人として、赤、緑、青という、他の色と混ぜて作り出すことができない三原色のシルエット。赤と青が出会ったときには、背景が紫(赤+青=紫)になり、緑も参加すると白(紫+緑=白)になるという光の三原色の法則を再現。曲の後半は、歌詞に出てくる色に合わせて、軽快なリズム、繊細な歌声にシンクロしてメッセージ性の強い歌詞を、効果的な色の演出を交えて「視覚的に」伝えてきます。4分に満たない曲ですが、素敵な物語を読んだ気になり、ノスタルジックな内容ながらもポップな楽曲のおかげで、清々しい気持ちで「また、明日」という気持ちになります。

私はこの曲を今年知ったのですが、どうやら相当に有名らしく、息子には「えっ?!今更?」と鼻で笑われました。曰く、彼らの楽曲は、元となる小説があり、それに基づいて詩や曲を作っているとのこと。なるほど、「三原色」というタイトルながら歌詞の中で、赤、青、緑といった色の表現が一回ずつしかでてこないのに、色鮮やかなビデオクリップが適切な世界観だと感じたのは、原作の内容に忠実なのでしょう。息子も曲は知りながら動画は知らなかったらしく、感心して見入っていました。この映像まで含めて一本の楽曲なんだな、と思います。
最近でも、アカデミー賞で日本のアニメ二作品が受賞したり、Creepy Nutsというヒップホップデュオの曲が相当に世界でヒットしているようです。日本のコンテンツパワーはすごいですね。

皆さんもお気にいりの楽曲あれば、動画でも見てみませんか?作り手の新たなこだわりを知ったり、新たな魅力を発見するかもしれません。

今日は診断提言書の第二稿の提出日です。

今日ばかりは音楽はBGMと割り切って、集中して制作にあたります。

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