ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Live on the Sunset Strip / Otis Redding & His Orchestra

2013年02月01日 | ソウル・ファンク・R&B

Otis

Live on the Sunset Strip / Otis Redding & His Orchestra (2010)

こんな凄い音源が発売されていたなんて全然知らなかった。オーティス・レディング(Otis Redding)のライヴ・アルバム。1968年に発表された既発の拡大版との事。1966年ハリウッドはウイスキー・ア・ゴーゴーでのライブ。2枚組の中に3つのショウが収録されている。

バック・バンドは「His Orchestra」と称されスタックス(Stax)・レーベルのハウス・バンド「MG's」ではない。何故なのかは事情に疎いのでよく分からないけれど、ま、そんなことは全く気にさせない充分な演奏力。というかこのバンド、ラッパ隊も含めて凄くいい。全編に亘ってご機嫌なライヴが繰り広げられ、オーティスとの息もピッタリ。

録音の臨場感もバッチリ。ウイスキーはそんなに大きなクラブではないはずだから、こんな凄い演奏とゴーゴー・ガールズを目の前で見たら卒倒しちゃうんじゃないだろうか。オーティスの声がいい。彼はある時期に声を潰したらしいけれど、この時期は艶っぽいし、迫力あるし、多少息切れはするものの、伸びも抜群。

収録時間の関係で別のセットが1枚に入ってしまったり、ディスク2に分断されてしまっているのと(贅沢な悩みだ!)、ジャケットがいまいちなのが少し残念だが(これ本当に当時のポスターなのかな?)、充分に楽しめる2枚組だ。清志郎に聴かせてあげたかったな…。

amazonにて購入(¥892)

  • CD (2010/5/13)
  • Disc: 2
  • Format: CD, Import, from UK
  • Label: Fantasy
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