Unchained / Johnny Cash (2002)
コレに続くアメリカン・レコーディングス移籍第2弾。前作からわずか2年とさらに創作意欲が湧きあがっているキャッシュは、前回と同様のスタンスでこの後も次々とアルバムを発表していく。当時御年64歳。
このアルバムでは古い楽曲やセルフ・カヴァー曲の他に、1はベック(Beck)、3はサウンドガーデン(Soundgarden)、9はトム・ぺティ(Tom Petty)とさらにアグレッシブなカヴァー選曲になっている。これらの選曲が本人によるものなのか、プロデューサーのリック・ルービン(Rick Rubin)によるものなのか分からないが、どれも完全にジョニー・キャッシュ色になっているのはすごい。特に3は愛聴していた曲なので個人的に違和感があるかなと思ったけれど、ドスの効いた迫力あるキャッシュのヴォーカルで別物に仕上がっていて、彼の口から「錆びた鉄格子をぶち破る」という歌詞が出てくると、彼の生きざまと相まってグッとくる。かっこいい。
オークションにて購入(¥818)