Treacherous: A History Of The Neville Brothers / The Neville Brothers (1988)
ミーターズ(The Meters)は大好きだけれどネヴィル・ブラザーズ(The Neville Brothers)はほとんど聴いた事がなかった。これはその昔ライノ・レーベルから出された2枚組のベスト。前身バンドやらソロやらも含めての選曲。実はミーターズ直系の音なのかなと思っていたので、ここで聴かれるよりポップな楽曲が意外だった。ヴォーカル・グループとして捉えた方が的確なのかな。もちろん、独特のパーカッションやベースラインでのリズムの取り方はここでも楽しめる。日本人には絶対に真似出来ないな、と思わせる天性のリズム。ヴォーカルは素晴らしいんだけれど、それでもメロウな曲になるとちょっと苦手。一部の曲ではジャック・ニッチェ(Jack Nitzsche)がプロデュースしている曲があり意外だった。バンドはこのベストの後にアルバム「Yellow Moon」でグラミー賞を受賞したりとよりメジャーな成功を収める。
自分はメンバーのアーロン(Aaron)や、アイヴァン(Ivan)がストーンズ(The Rolling Stones)のキース(Keith Richards)とコラボをしている関係で、そちらの方から興味を持つようになった。キースはアーロンのようなソウルフルなヴォーカリストがお好きらしく、ソロ第1作でもアル・グリーン(Al Green)ライクな曲やヴォーカルを披露している。アーロンの最新アルバムにはプロデュース含め全面参加する熱の入れようだ。
オークションにて購入(¥586)
CD (1990/10/25)