ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Oh Me Oh My: Aretha Live in Philly 1972 / Aretha Franklin

2013年02月25日 | ソウル・ファンク・R&B

Aretha

Oh Me Oh My: Aretha Live in Philly 1972 / Aretha Franklin (2012)

もともとはライノ(Rhino)レーベルの通販限定販売Rhino Handmadeから発表されて数量限定で結構な値段が付いていたように思うアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)の72年ライブ音源。フィラデルフィアでの録音で、ソウルフルなアレサが楽しめる好盤。限定だし、ちょっと高いなぁと思って買い控えていた。それが最近はAmazonでも取り扱っているよう。この辺のいきさつはどうなっているんだろう? オークションでも安価で見つけたので購入。いい時代だなぁ。

名盤の「Live at Fillmore West」とは違い、ゴスペル・フィーリングはそれほど強くなく、もっとポップなアレンジで演奏される。登場もちょっとベタ(笑)。そんなこともあってか、フィルモアと比較するとぐんぐんと盛り上がっていくような圧倒的なパワーは感じられないか。ビッグバンドっぽい演奏はメドレーも多く、やや営業色が強いとも思える。強いて言えば「ドリフ」のバックバンド的な(笑)。でもアレサの声はまさに絶頂期のそれだから聴き逃すことは出来ない。

ジャケの衣裳や、ヘアースタイルを見ると巷を席巻したブラック・パワーの影響か、アフリカに故郷をもつ自分のアイデンティティーを表現しようとしているよう。それともただの当時流行りのファッション? 彼女が政治的にどういう側に居たのかは知らないが、この頃の大物黒人アーティストは同民族組織から様々な圧力があった、と本で読んだ事がある。

オークションにて購入(¥1,298)

  • CD (2012/2/7)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Rhino Handmade
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