ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Love It All / New Fads

2013年02月18日 | パンク・ニューウェーヴ

Nfads

Love It All / New Fads (1994)

このアルバムでは「New Fads」と称しているが、元々グループ名は「New Fast Automatic Daffodils」。デビューした頃はマンチェスターのミュージック・シーンが活況を呈していて、その中で語られる事が多かったバンド。自分はこのバンドの音が大好きだったので、もちろんファースト、セカンドとアルバムを買って愛聴していた。ファズのかかったギターとアナログなパーカッションが独特の音世界を形成していて、他にないオリジナルなバンドだった。ファースト「Pigeonhole」は個人的に忘れられない名盤。いまでも愛聴している。セカンド「Body Exit Mind」はもう少しグローバルな音づくりになっていたけれど、その後はアルバムの発表はなく自然消滅したと思っていた。

名前を変えてアルバムを出していたのを知ったのはつい最近(恥)。あわてて購入。バンド名は違えど音の基本はやはり彼ららしいもの。曲によっては素っ頓狂とも思えるパーカッションとジミヘン(Jimi Hendrix)ばりのギター、それに熱いけれどトーンはクールなヴォーカル。あぁ、相変わらずだったんだな。ただやっぱりファーストとかと比べると勢いがないっていうか、あれだけあった個性が埋没しているというか…。それでも94年発売…と言う事はファーストから3年しか経っていない。意外。

初めてこのバンドを聴いたのはイギリスの名物ラジオ・DJ、ジョン・ピール(John Peel)のスタジオセッション音源を集めた「ピール・セッションズ(Peel Sessions)」のこのアルバムから。インストだったけれど自分の耳には強烈に残って、少ない情報を基にアルバムを購入。日本盤も出ていたと記憶している。当時も現在も情報の少ないバンドだった。現在、元メンバーは何をやっているのか…。

amazonにて購入(¥632)

  • CD (1994/10/13)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Play It Again Sam
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