ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Pa Osteraker (35th Anniversary Edition) / Johnny Cash

2013年02月05日 | カントリー

Cash

Pa Osteraker (35th Anniversary Edition) / Johnny Cash (1973)

ここのところジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)ばかり聴いているような気がするなぁ。プリズン(刑務所)慰問公演と言えば強烈なインパクトのある「At San Quentin」と「At Folsom Prison」が双璧だが、アメリカ以外の国でもやっていたとは知らなかった。どうしてスウェーデンのストックホルムにあるOsteraker Prison で公演することになったのか経緯は分からないが、このアルバムは1972年10月に行われた公演を収録していて、73年に発売されたライヴ・アルバムの拡大盤。よって題名はスウェーデン語で「At Osteraker」(多分)。ライナーもあるんだけれど、これもスウェーデン語(多分)なので全く読めない。せめて英語対訳が欲しかった…。オリジナルではキャッシュの代表曲が外された12曲収録だったが、この拡大盤ではもちろん収録され、全24曲。

どうしても先の2枚のアルバムと比べてしまうが、3年の月日が経っているし、慣れない外国人(犯罪者)が聴衆とあってか、発する一語一語がビリビリとした重みを持つ2作とは雰囲気も演奏も随分違う。弛緩したとまでは言わないが、やはりベストの出来とは言えない。ツアーバンドのカール・パーキンス(Carl Perkins)のパートまで収録されているのはうれしい。

パーキンスと言えば、彼だけでも充分ネーム・ヴァリューのあるアーティストだけれど、どうしてキャッシュのギタリストとして長い間同行していたんだろうと不思議に思う。「Blue Suede Shoes」なんかの超有名曲があるんだから興行で喰っていくには不自由しなかっただろうに。いや、そんなに甘い世界じゃないのかもな。一説には両者共ドラッグとアルコールで問題を抱えていて、相互助け合いだったとも…。

オークションにて購入(¥938)

  • CD (2008/3/4)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import
  • Label: Columbia Europe

 

 

 

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