ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

GN'R Lies / Guns N' Roses

2015年04月07日 | ハードロック・へヴィーメタル

GN'R Lies / Guns N' Roses (1987)

ファースト・アルバムで巷の話題をかっさらったガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)のミニ・アルバム。ファーストの後に発売されているが、ファーストよりも前に発売されたEPに、新録のアコースティック曲を加えた8曲入り。当時はハードロック界の鳴り物入りの大型新人だったので、自分もファーストを購入した。まだあの当時の輸入盤CDは縦長のボックスに入っていた頃で、ファーストもダサいイラストのジャケット(2ndヴァージョン)が嫌で、ボックスの一部写真を切り抜き、プラケースに挟んでジャケットにしていた覚えがある。で、彼らがすごく好きだったかというと…そうでもなくて、やはりアクセル・ローズ(Axel Rose)のあのヴォーカル・スタイルが引っ掛かって、数曲を除き、いまいちのめり込むまではいかなかったので、それっきりで、このアルバムも購入していなかった。当時、洋楽界では彼らの一挙手一投足が話題になり、ゴシップを振り撒き、スキャンダラスなバッド・ボーイズ・ロックを体現していたので、そういういかにもアメリカン・ショービズ的な所も敬遠する理由だったかも(当時は70年代パンクにハマっていたし)。

で、今、彼らが何をやっているのかもよく知らないが(バンドは存続しているらしい!)、途中ベスト盤の購入を経て、30年近くも経ってからこの盤を買って聴いてみた。もうあの頃のヘアー・メタル(日本ではこう呼んでいなかったが)も古き良き時代となってしまっているので、時代の恥ずかしさというものを割り引いてみても、エアロスミス(Aerosmith)のカヴァーなんかは初々しくて、なかなか良いし、アコースティック4曲も悪くない。その後に数々の話題(ゴシップ)を振り撒き、紆余曲折を経て、分裂していったバンドなので、聴いていると微笑ましくも、何だか切ない。

中古店にて購入(¥108)

  • CD (1990/10/25)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import
  • Label: Geffen Records
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