Off To The Races / Donald Byrd (1959)
「訳も分からずブルーノートのアルバムを激安で買っちゃったよ」シリーズ第7弾。ドナルド・バード(Donald Byrd)の1959年の初リーダー作品。彼の作品も単体では持っておらず、様々なコンピレーション盤に収録されているのをいくつも所有している。そういうのに収録されているのは60年代後半のソウル・ジャズ期の曲が多い。他の有名どころのアーティストとも多く共演しているので、冠の付いたリーダー・アルバム以外にもサイドメンとして彼の名前を見かけることが多い。それほど信頼され、引っ張りだこの人気者だったのだろう。
誇らしげにメルセデス・ベンツのSLに肘をつくバード。当時最高にヒップな車だったんだろうナ(今でもかっこいい)。これぞハード・バップというブロウから始まるアルバムもヒップな雰囲気満載で、どこを切り取ってもかっこいい。次々とパートが切り替わっていく演奏は、メンバーの気合いの入った瞬間芸とでも言えるようなスリリングな展開。そして最後にテーマ・リフに戻ってバシッと終わる。快感。
Donald Byrd - trumpet
Jackie McLean - alto sax (1 & 3-6)
Pepper Adams - baritone sax (1 & 3-6)
Wynton Kelly - piano
Sam Jones - bass
Art Taylor - drums
中古店にて購入(¥180)
- CD (2004/12/8)
- Disc : 1
- Format: Limited Edition, Original recording remastered
- Label : EMIミュージック・ジャパン