J.R. Monterose (1956)
一体どれだけいっぺんに買ったんだという「訳も分からずブルーノートのアルバムを激安で買っちゃったよ」シリーズの第8弾は、J.R.モンテローズ(J.R. Monterose)のブルーノートでの唯一のリーダー・アルバム。知ってる人のように書いているが、名前も初めて聞く白人サックス・プレイヤー。ジャズ界でも知る人ぞ知る存在のようで、同年発売のチャールズ・ミンガス(Charles Mingus)の「Pithecanthropus Erectus(直立猿人)」という名盤に参加していることで有名なくらい。今ではCDで簡単に入手可能なブルーノート1500番台の中でも、その昔は幻の名盤と言われた時期もあったようだ。
なんてことは全部後から調べて分かったこと(なんせ白人だということも後から知った)。真っ新な状態で聴いてみて…、これ、かっこ良かった。ジャズをレヴュー出来るほどの語彙を持たないことがもどかしいが、気持ちよくブロウしていて疾走感があり、バンドとの一体感もばっちり。メローな曲は無く、あくまでもムーディーなジャズには寄らない溌剌さが演奏から感じられる。こういうの好きだ。あっという間に1枚聴き通してしまい、またリピート。酒が旨くなる(それは関係ないか)。
J.R. Monterose - Tenor Saxophone
Horace Silver - Piano
Wilbur Ware – Bass
"Philly" Joe Jones - Drums
Ira Sullivan - Trumpet
中古店にて購入(¥180)
- CD (2004/12/8)
- Disc : 1
- Format: Limited Edition, Original recording remastered
- Label : EMIミュージック・ジャパン