岐阜県関市の本町通りにある中華料理店「若竹」。ずっと前からある店で、50年以上の歴史があるようだ。通りはすっかり寂れてしまったが、以前はこちらの天津飯がお気に入りだった。濃い醤油味の餡がほとんどの中華料理屋の天津飯にあって、こちらは当時珍しく淡い色付けの塩味で、他ではあまり見なかったので気に入っていて、天津飯と餃子ばかり注文していたのだった(こちらの餃子は標準が”揚げ”で、とろっとした特製の甘酢タレでいただくもの※参照)。それがいつ頃からかよくある醤油味の餡に変わってしまってから永らく遠ざかっていた。裏の専用駐車場(店の裏以外にもたくさんあります)に車を停め、駐車場奥にある裏口から店の中へ。何年かぶりで店に入ると内装をやり替えたようで以前よりきれいになっていた。先客は3~4組。みんな勝手知ったるといった風情で常連ばかりのようす。厨房の面々は以前と変わらず、主人と息子さん、それに奥様ら女性が2人。カウンターに座り、何にしようか迷ったが、食べたことなかったオムライスが目に留まったので注文した。
若い衆が北京鍋を操ってご飯を炒め始める。こちらのオムライスは、焼いた薄焼き玉子に炒めたケチャップライスをのせ、皿をかぶせてひっくり返すやり方だった。ケチャップがのって、平皿が差し出された。さっそくきれいにまとめられたオムライスにスプーンを入れる。中のケチャップライスの味付けは濃くなく、上からかかっているケチャップがやや多め。肉はポーク。まぁ、間違いがない味なので特にどうという事はないが、中華料理屋にオムライスがあると何となく頼みたくなってしまいます(単にオムライスが好きなだけか・笑)。(勘定は¥800)
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中華飯店 若竹
岐阜県関市出来町7
※令和4年2月末を以って閉店されました
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