Greatest Hits / Grand Funk Railroad (2006)
70年代に一世を風靡したハード・ロック・バンドと言えば、グランド・ファンク・レイルロード(Grand Funk Railroad)の名前は必ず出てくるだろう。でも自分的には彼らを素通りしていてほとんど聴いたことがなかった。小学生の時でさえ、ディープ・パープル(Deep Purple)やエアロスミス(Aerosmith)などの英米ハード・ロックを(長姉に)聴かされていたというのに。で、念のためにレコード棚を確認してみると…あ、あるわ。「We're An American Band」のアナログ盤発見(もちろん長姉のもの)。そうか、聴く機会はあったんだナ。彼らと言えば、伝説の雷雨の後楽園球場での熱狂、しかも後日談で、感電怖さにプラグ外して口パクだった(出展:雑誌ロッキングオン、真偽知らず)、とかのへんな話ばっかり耳に入っていて音楽を聴いたことがなかった。あれだけの有名バンドなのに、メンバーの動向や再結成後の活動も全く聞こえてこない。これを機に調べてみたら今はキッス(Kiss)に在籍したブルース・キューリック(Bruce Kulick)が在籍しているんだとか。
そこで一度くらい聴いてみようと安価なグレイテスト・ヒッツを購入。もちろんこの盤が的を射た編集なのかどうかも分からない。この時代(70年代前半)のブルースをベースにしたハード・ロックと言えばツェッペリン(Led Zeppelin)だが、実際に彼らの前座もやって名を馳せたらしい。バンドの音は3ピースとは思えないほど太く、曲もバラエティに富んでいて気持ちいい。ポップ、ロック、ソウルの名曲を自分達流にハードに料理した曲も完成度は高い。どうしてこれが今まで引っ掛かってこなかったのかなと不思議。当時の人気がありなから、他の70年代の有名バンドと比べてメディア露出が極端に少なかったのはなぜなんだろう…。
amazonにて購入(¥695)
- CD (2006/4/7)
- Disc : 1
- Format: Import, Best of, Original recording remastered
- Label : Capitol