ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

浅田屋 @名古屋市北区・上飯田 (※閉店)

2016年06月17日 | 名古屋(東区・北区)

ある日曜の昼、名古屋市北区、上飯田の駅を北上した三階橋辺りにある麺類食堂「浅田屋」へ。初めて訪れたが、小さいながらもサンプルの入ったショーケースもあり、まさに麺類食堂という風情の店先。暖簾をくぐって中へ。年輩のご夫婦でやっていらっしゃる。調理は主人、給仕は女将さん。サラリーマンと思しき先客が2名。テレビではこういう店での視聴率が異常に高い「NHKのど自慢」。店内に小さい手洗いがあるのは労働者の為の昭和食堂の証。テーブル席に腰かけ、額に入った品書きと壁に貼られた品書きを眺める。煮込み系のうどん定食が目立っていたが、だんだん暑くもなってきたことだし…。結局いつものように最初に食べてみる事が多いカツ丼を注文。自分の場合、こういう食堂では名物的な品が見当たらない場合はカツ丼、洋食があればオムライスというのがパターン。もちろん好物だからという単純な理由。

しばらくしてカツ丼登場。カツ丼は玉子でとじた一般的な「カツ煮」タイプ。シャキシャキとした歯触りの玉ねぎがたっぷりで、つゆは気持ち濃いめの味付けかな。しっかりめに揚げられたカツは厚さこそ普通なものの、下味の塩胡椒が強めでちょっと洋風にも感じられる味わい。そのミスマッチな加減が何だか面白い。しっかりつゆを吸った衣の甘み(旨味)とご飯は言うまでもなくバッチリで、あっと言う間に胃の中へ。かつ丼を考えた人って偉いなァ(早稲田の「三朝庵」説が有力※未訪)。次は定食かな。夏場は何がメインになっているだろう。(勘定は¥720)

※残念ながら閉店されたそうです(令和2年7月現在)

この後の記事はこちら

 

↓ すぐ近くにある「羊神社」へ。地名か何かだと思っていたら本当に羊が祭ってある。しかも近辺の辻町という町名はこの羊神社が由来で、「火辻町」→「辻町」となったのだそうだ。面白い。(※行政上は「つじちょう」だが「つじまち」と呼ばれることが多いようだ)

 

↓ 狛犬の間にも「羊」。

 

浅田屋

愛知県名古屋市北区新堀町7−6

 

( 北区 上飯田 かみいいだ つじちょう つじまち 三階橋 あさだや 麺類食堂 大衆食堂 和洋食 きしめん ラーメン ひつじ神社 閉店 廃業 )

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