Songs In The Key Of Life / Stevie Wonder (1976)
スティーヴィー・ワンダーの1976年作「Songs In The Key Of Life」。名盤の名を欲しいままにし、シングルでヒットした曲も多い2枚組。オリジナルは2枚組のアルバムに4曲入りのEPが付属するという異例の意欲的なものだったらしい。そんな大作であっても彼のキャリアで1番売れたらしいから凄い。自分が愛聴したニュー・ソウル期の彼の作品に比べると、よりポップになっている。このアルバムが何らかのコンセプトに基づいて作られたかどうかは全然知らないのだが、大物ミュージシャンはもちろん、批評家までもこぞって絶賛している稀有なアルバムだ。
まさに自分達が聴いてスティーヴィー・ワンダーを想像するそのままのイメージがここにある。歌詞の理解が生半可だから、いわゆる名盤としての捉え方が自分には出来ないが、弦楽器がバックの曲、まんまフュージョンのインスト曲、CMでお馴染みのヒット曲など、ヴァラエティに富んだ収録曲は豊潤で、メロウな曲もあり、まさにポップ。でもこうした完成度の高いこのアルバムを聴いていても、スティーヴィー・ワンダーをイメージするそのままの姿過ぎて、自分の中であまり面白さは喚起されず、好みとは少しずれるかな。
オークションにて購入(¥1,225)
- CD (2000/5/2)
- Disc : 2
- Format: Import
- Label : Umvd Labels