ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

入船 @岐阜県関市(3)

2016年06月03日 | 岐阜県(中濃・老舗)

岐阜県関市のお気に入りの麺類食堂「入船(いりふね)」へ。ご高齢の女将さん(と言ってもお若いが)ひとりで賄っている大衆食堂だ。何度も通っているが、この日はたまたま用事で一緒に近辺に居た連れと、昼休みの過ぎた時間にお邪魔した。年輩の連れは大昔に何度か来たことがあるはずというくらい久しぶりの訪問らしい。へぇ、そうだったのか。店の横に車を停めて暖簾をくぐると、この日は大盛況。先客が座敷の席(と言っても家庭の応接間といった風情)も含めて4組8名。まだ調理が始まっていない人も居る様子。相席の大テーブルも2人一緒には座れなかったので、縁側のような上がり框の席へ。足を土間に投げ出すここの中途半端な腰掛け具合と年季の入った飯台がお気に入り。仕事の関係であまりゆっくりもしていられなかったので、注文をまとめて2人共「中華そば」を注文した。

女将さんは大釜と年季の入った木製扉付きの調理場を行ったり来たりと大忙し。女将さんに声を掛けていく親しげな客が多いので、時々調理の手が止まってしまう。おまけに電話もかかってきたりして…。うちらの麺大丈夫かナ、と心配になる。しばらくして運ばれた中華そばは、案の定、前にも増して「やわやわ」の茹で加減(笑)。でもこれがトゲのないまろやかなスープにピッタリなのだ。現代のラオタ(ラーメンオタクの意・自分も以前は…)には我慢ならない所業かもしれないが、こちらではこれもまた「味」のうち。小さいが相変わらず旨いチャーシューと共に平らげて勘定をしてもらった。連れに感想を訊くのを忘れたが、大昔の事をちゃんと思い出したのだろうか?(勘定は¥500/杯)

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↓ 「長良川鉄道関口駅」(旧・国鉄関口駅)横の古い木造建築。ガラスには薄っすらと「自転車預所」の文字が。昔は駅の横には必ずこういう店があった。建物が大きいので宿か何かだったのだろうか。2階軒下には隣の大衆食堂(廃業済)の案内看板(写真下右)が。2階の欄干が途中で切れて台が残っている。屋根神様でもあったのかな。

 

 


 

入船

岐阜県関市大平町2-6

( 関市 関 せき たいへいちょう 太平町 いりふね 麺類食堂 大衆食堂 中華そば ラーメン チャーシュー麺 カツ丼 かつ丼 )

コメント
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