娘の用事で大曽根へ。買い物を済ませ、空いたお腹を満たそうと、どこに行こうかとうろついていて、店先のいい匂いにつられて足が止まった「マーライオン」。名前の通りインドネシア(シンガポール)料理の店だ。こういう店には珍しく20年以上も続いているのだとか。エスニック料理店で出てくるアルミ製什器がなぜか苦手だという娘は最初渋ったが、ここはそんな食器で出てこないよ(知らんけど…たぶん)という親の無責任なアドヴァイスと匂いにつられてここに決定。店に入るとテーブル席とカウンター席のみでさほど広くないが、客でいっぱい。たまたまカウンター端が2席空いていたので着席。スタイリッシュでお洒落な内装とライティングで、上に大型の液晶モニターがあり、たまたまアイススケートがやっていたこともあって、まるでスポーツ・バーのような雰囲気。メニューを眺めて、取り敢えずおすすめっぽい品をいくつか選んで注文した。車なのでビールは呑めない…。
給仕は女性1人だが、厨房内も人は少ないようで注文が滞り、ちょっと皿出しが遅れ気味。後ろのテーブル席はかなり賑やかで(中年の)女子会みたいだし、注文が重なってしまったかな。隣の席の夫婦もやきもき…。しばらく待ってポツリポツリと品が揃ってきた。「青菜のスパイシー炒め」はしっかりとニンニクとオイスターソースが効いた絶妙な味付け。シャキシャキとして旨い。さほど辛くない。照り焼きっぽくやや甘い味付けの「鶏もも肉の紙包み揚げ」。これライスペーパーと思ってかぶりついたら普通ののクッキング・ペーパーだった(恥)。この時点で耐えられなくなり、やるせない妥協案のノンアルコール・ビールを追加。次に運ばれた「スパイシーフォーハン」。米粉の生地の麺の焼きそばといった風情。具は肉、もやし、玉子。きしめんのような平打ちで味付けは悪くないが「スパイシー」はどこかに置いてきた感じ。そして定番の「ハイナン風チキンライス」。こちらにはタレが3種付く(生姜、醤油、チリ)。外国のアジア食堂で食べるとチキンの骨は残っている場合が多いが、こちらはもちろんしっかり処理されており食べ易い。鶏もも肉はジューシーで、それだけでいただいたり、スープを吸ったライスを混ぜたりして楽しんだ。申し訳程度にのっていた好物のパクチーはもっと欲しいなァ。一時は取り寄せて自分で調理するほど好きだったタイ米も久しぶりに食べた。娘も満足したようで、一件落着。(勘定は¥3,500程)
愛知県名古屋市東区矢田1-5-26
( 大曽根 おおぞね 矢田 やた Merlion 名古屋ドーム インドネシア料理 シンガポール料理 パクチー 海南鶏飯 ハイナンジーファン )