ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Keep The Beat : The Very Best of / The English Beat

2016年06月22日 | レゲエ・スカ

Keep The Beat : The Very Best of / The English Beat (2012)

2トーン・スカ(2 Tone Ska)ムーヴメントの雄、ザ・ビート(The Beat)のベスト盤。彼らがイギリスで活動していた70年代の後半、アメリカにも同名バンドが居たとかで、ザ・イングリッシュ・ビート(The English Beat)とも名乗っていた。スペシャルズ(The Specials)が筆頭だったことは間違いのないこのムーヴメントだが、マッドネス(Madness)と並んで、彼らに勝るとも劣らない活躍だったザ・ビート。スペシャルズと同じように白人と黒人の混成バンドで、バンドは後にジェネラル・パブリック(General Public)やファイン・ヤング・カニバルズ(Fine Young Cannibals)に別れていく。

うっかりメモっておくのを忘れたのでどういう経緯でこのベスト盤を購入したか失念してしまった。オリジナル・アルバムは3枚ともアナログで所有しているし、随分前に発売されたベスト盤CDも持っている。収録曲もそんなに変わり映えしない。彼らがお気に入りだったとはいえ、そんな状況なので、きっとかなり安く見つけて購入したんだろうなァ…(完全に忘却。こんな事ばかりやっているからCDが増えるばかり…)。一時はバック・カタログが停滞した時期があった彼らだが、近年になってアーカイヴが整理され、英米それぞれでオリジナル・アルバムを含む再発音源、映像の発掘が進んで、途端に手に余るぐらいの物量になってきた。アメリカでは名門ライノ(Rhino)の流れを汲む「Shout! Factory」が発売元。で、このベスト盤はどうかと言うと…、いいんだなァ、やっぱり。聴き飽きた曲群にも関わらず。しっかりとオールド・スクールなスカ、レゲエを消化して、センス良く自分達の音になっている。軽快な有名曲に混じったスローな曲の出来がいいのがポイント。デイヴ・ウェイクリング(Dave Wakling)のかすれた特徴的な声が何とも切なくて、物悲しくて、イイ。最後の曲の選曲だけは意外だったが、入門者にはうってつけ。

購入先、価格(失念)

  • CD (2012/7/10)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • レーベル: Shout Factory

( Two Tone Ska, 2tone Ska, ツートーン・スカ, スペシャルズ,マッドネス,セレクター,スペシャルAKA )

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