ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Original Album Series / Curtis Mayfield

2016年08月11日 | ソウル・ファンク・R&B

Original Album Series / Curtis Mayfield (2009)

おなじみ簡易紙ジャケット5枚組の廉価シリーズ「Original Album Sreries」。今回購入したのはカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)。収録されているアルバムは、

Curtis (1970)
Curtis/Live (1970)
Roots (1971)
Superfly (1972)
Back To The World (1973)

という珠玉の5枚。ただし、同名のセットでサントラの「Superfly 」が抜けて「Sweet Exorcist」(1974)が入っているセットもあるので注意。個人的にはやはり超のつく名盤「Superfly」が入っていた方が分かりやすいコンピかなと。例の如く、ダブっているアルバムが2枚もあるが、構うもんかと購入してしまった。

自分もずっと追ってきた訳ではないし、前回も述べたが最初は苦手だったカーティス・メイフィールド。ファルセットを多用する彼の発声はいわゆるステレオタイプな黒人らしくなく、とっつきにくかった。それぞれメッセージ性は強いのだが、マイルドでスウィートな歌唱に騙されて、ストレートにガツンとビンタをつるような雰囲気ではなく、ジワジワと痛みが効いてくる感じ。でも一度ハマるとなかなか抜け出せない快感がある(自分も時間がかかったけれど)。もちろん本当にスウィートな曲もある。プロデュースはすべてカーティス自身。「ニュー・ソウル」を代表するような都会的な雰囲気と、ねちっこい演奏が魅力的。そのかっこよさは、ヒップホップ勃興期から彼の音楽からのサンプリングが多かったことで証明済み。たった3年の間に発表されたこの中のうち、1枚も駄作が無いというのがスゴイ。ただ、歌詞の半分も理解していないだろうことがもどかしいが…。普段日本盤を買うことに執着していないが、こういう時に歌詞カードが欲しいなと思う。

オークションにて購入(¥1,560)

  • CD (2012/9/11)
  • Disc : 5
  • Format: Box set, Import
  • Label : Rhino
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