ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

濱芳 (2) @岐阜県岐阜市

2016年08月17日 | 岐阜県(岐阜)

久しぶりに岐阜市の御浪町にある酒と魚の店「濱芳(はまよし)」へ。路地に佇む杉玉のぶら下がった店の暖簾をくぐると、先客は数組が小上がりに、カウンターにはサラリーマン風の男性が2人。カウンターに座って、ズラッと揃った岐阜の酒蔵の酒の中から中津川市の「鯨波」(恵那醸造株式会社)を選ぶ。女将さんが一升瓶から冷蔵酒を直接ガラスコップになみなみと注いでくれる。米の旨味がしっかりと味わえる濃淳なお酒。旨い。でもどうして海の無い岐阜県で「鯨」なんだろう? 酒肴に選んだのは山菜の天ぷら(注・訪問初夏)。気さくに声を掛けてくれる主人にどれがどれか分かります?と訊かれたので、たらの芽、こしあぶらなど分かり易い奴から適当に答えておいた(苦笑)。かっこよく、自信を持ってサッと答えられるようになりたいな…(汗)。

お酒を追加。次は以前、蔵元まで足を運んだが買う事が出来なかった杉原酒造の「射美」。酒担当の若大将にその事を告げると、射美は予約だけで全部終わってしまうのだとか。炭濾過が控えめなのか、しっかりと黄金色に色付いた酒。こちらも冷蔵酒。もう少しだけ温度が高いともっと芳潤な香りがしそうな旨い酒だった。この酒を呑んでいる時に注文しておいたのが、こちらの名物「バッテラ(鯖寿司)」。注文を受けてからその場で作り、1本丸々なので食べ切れるかどうか自信が無かったが、残れば持ち帰ればいいやと出来上がりを待った。しばらくして出てきたバッテラは、見るからに鯖の艶良く、厚みも充分。鮮度の良さは鯖の張りだけ見てもよく分かる。鯖の締め加減は浅めだとのこと。口に頬張ると、酢に負けていない新鮮な鯖の風味が口全体を占領。旨い、旨い。お腹はもう充分と信号を送ってくるのに、手が止まらない…。結局1本全部平らげてしまった。(勘定¥5,300程)

前回の記事はこちら

 

濱芳 (はまよし)

岐阜県岐阜市御浪町2

 

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コメント
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